こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成28年3月15日の火曜日です。
今日は久々にすっきり晴れ渡って、じょじょに暖かくなって春の桜が近づいてきてるのかなというのをちょっと感じました。
クリニックの掃除のおばさんが、沈丁花の花をトイレとか流しのところにもってきていただいて匂いを嗅いだりするので、クリニックの中は春を先取りしたような感じになっています。
先日から、主体的に生きましょうという話をさせていただいてて「俺は主体的に生きてるんだぜ」って僕自身が思ってましたし、まずは自分自身が主体的に生きてないということを気づくということが、主体的に生き始める第一歩なのかなということで、そのチェックポイントとして先日お話させていただいたのは、ご自身の思考回路の中で自分自身に起こった出来事を、誰かのせいにするとか環境のせいにしてるときには、奴隷的な思考回路になってますよということを、ひとつお話させていただきました。
もうひとつのチェックポイントとして、頭の中で奴隷的な思考回路になってるひとつのポイントとして、善悪論で考える。いいか悪いかで考えるということを、小さい頃からの習慣にされてしまっていて、いい悪いで考えてしまうということがある場合は、ちょっとずつ頭が奴隷的な思考になっているのかなと思います。
小さい頃からお父さんお母さんに「これはいいことだよ、これはやったら悪いことだよ」っていうことで、もしかしたら擦り付けられてきたのかもしれません。学校でも「いいことだよ、悪いことだよ」「これは正義だ、これは悪だ」ということで、いろんなことをされてきたのかもしれませんが、実をいうとそれぞれの文化でいいとか悪いとかっていうのは違いますし、価値観というのもかなり違ってきます。
人間のそれぞれのステージというか年齢の中でも、いいとか悪いとかっていうのは、やはり違ってきます。極端な話をすれば、未成年のうちにお酒を飲むというのは、いい悪いでいえば悪いですけれども、それはやっぱり成長にも悪いですし脳にも悪いですし、いろんな子供の頃っていうのは自分自身ができてないので、そういった状況でお酒を飲むというのは、自分自身をなくしていく第一歩にもなりかねないので、子供のうちに飲むということはよくないことだと思いますが、ステージがあがってきて年齢が経ってくれば、お酒というのは手段としては、いろんな方面でいいか悪いかでいえば、いい面もある。少量飲むと健康にいいという方もいらっしゃいますし、あるいはお酒がビジネスに役立つ場合もあったり、恋愛に役立つ場合もあったり、自分のストレス解消に役立つ場合もある。のまれなければ手段としては楽しかったり、あるいはお酒というのはそれぞれの国の文化、作る人の気持ちが出てくる飲み物なので、食事と一緒に食べることによって、ひとつの国の文化というか、いろんな深みを感じることができる。
大人っていう年齢になってくれば、お酒を飲むことはいい側面もあるし、子供のときには悪いと。いいか悪いかというのは、それぞれの立ち位置によって全然違いますから、それで考えていくということは、やっぱり価値観を誰かに依存してしまっているということになってきます。
なんでいいの?なんで悪いの?っていう理由が重要だと思いますし、その目的が重要だと思います。例えば患者さんから、指揉みをお伝えさせていただいてるんですけれども、指揉みって指を押すもんだと思ってたけど、押してもいいの?ということを患者さんから聞きます。ただ、僕たちはいいか悪いかではなくて、何のために指揉みをお伝えさせていただいてるかということに立ち返るということは、ひとつ大切です。
何のためかというと、体の声を聞くということが最終目標にあるんですけれども、そのためにやってるのは、意識して力を抜くという運動を繰り返して。力を抜くということは、普段頑張って来られてる方にとって、なかなか難しいですから、3つのことだけやりましょうということで、クリニックでお伝えさせていただいてます。
ひとつは、できるだけゆっくりやりましょう。ゆっくりやる中で、ちょっと早くしたいなという気持ちを軽く抑えながらゆっくりやる。もうひとつは、ゆっくりされてる中で、体の筋肉の一本一本の動きとか、人体の動きとか、関節の動きとか、皮膚の動きとか、ゆっくり体の感覚をとっていきましょうということをお話させていただいてます。
なので、もし指揉みをして、そういうふうに力を抜くという目的にかなっているのであれば、押そうが揉もうがどっちでもいいと思うんですけれども、目的を意識できてるかどうかということです。
例えば、目的が何かのツボを押して効果を得るという目的だったら、強く押した方がいいかもしれませんが、僕たちの目的は力を抜くという目的なので、そういったゆっくりやる、体を感じていくということが大切ですよというお話をさせていただいて、すぐ何かことを行うときに、いいか悪いか、これでいいのかな?これじゃ悪いのかな?ということになってしまいますが、いいか悪いかを考える前に何の目的でこれをやってたのかな?っていうことを立ち返るということが、主体的に生きていくためにすごく大事で、自分自身が生活している価値観の中でも、これはやっていいことなのか悪いことなのか、ということを普段善悪論で考えてしまってることが多いので、そのことを一つ一つ本当に何の為に?ということをちょっと考えていくということが、じょじょに少しずつ眠っていた自分自身を起こして目を覚ましていく。自立した自分自身の人生を主体的に生きていく、一つ一つの第一歩になっていくのかなと思いました。
今日は、奴隷的な思考回路になっているチェックポイントの2つ目として、奴隷的な思考回路というのは、いいか悪いか善悪論ですぐ考えてしまうということをお話させていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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