こんにちは。
相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は、平成28年4月14日の木曜日です。
今日夜間に熊本県で大きな地震があって、今大変なことになっているんですけども、毎回毎回大きい自然災害で思うんですが、圧倒的な力の差があって、でも関わんなきゃいけない相手と、どうやって関わっていくかっているのは、サバイバルしていくってことにおいてすごく大事なことだと僕自身は感じています。
そもそも人間が生き残っていくために何と向き合ってきたかっていうと最初は人間社会でのいざこざというよりも、最初は自然との向き合い方、自然とどうサバイバルしていくかってことに思考のほとんどを使っていたのではないかなと思います。そういった意味で最初の段階としていろんな科学ってことが発展してきたんだと思うんですけども、医学的にもすごく難しい顕微鏡の世界・電子顕微鏡の世界、遺伝子とかDNAとかそういった目に見えない部分で細かいところまで研究が進んでいるにしても、例えば家が倒壊して、足が挟まってしまった場合、足が挟まってしまった場合、救助に行った救助隊はその挟まった足っていうのを挟まっている人が元気であった時に挟まった足っていうのを安易に外してすぐ病院に連れて行ってはいけないっていうことを、こういった単純なことを例えば、阪神大震災までは我々医学の世界ではあまり周知されていなかったっていう事実もあります。
かたや非常に学問的に進んでいたとしても現場でのそういった単純な人間の生理学的なこと、挟まった足を一気に解除してしまうと挟まった足に入っていた老廃物が一気に身体に回って致死的なことになってしまうっていう簡単な事実を分かってなかった。これは僕たち人間っていうのは手段に溺れてしまう傾向にあるので研究、研究、研究っていうとやはり勉強することが目的になってしまって、何のために勉強してきたのか、原点に返っていくっていうのが重要かなと思います。それは自然を知ってサバイバルをするために最初始まった訳で、そういったことを普段の勉強と結び付けながらやっていく癖を付けていくといいのかなって思います。そうすることが活断層の上に原子力発電所を置かないとか、そういうことが住民の意識の中にあるんであれば建てる前に国民・住民から多くの反発があったと、建てる人がどういう意図で建てたのか分からないですけども、そういった反対は必ずあるはずなので、せっかく地震研究として活断層の研究が色々されているのであれば、それが現実の家の建て方とか結びついて行けたらなと思います。
今日は、大きな災害が起きましたけども、そもそも僕たちが勉強を始めた理由、それはサバイバルするために自然のことを知ろうと思って始めたってことですので、日々の研究がどのようにサバイバルすることに繋がっていくのかそういったことをちょっと考えることが小学校、中学校、高校、大学と教育の中であってもいいのかなってことを最近ふと思いました。
今日は以上です。
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