こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年1月3日の火曜日です。
診察中に患者さんに車の例えというのをよくするんですが、今人生平均寿命が80何年っていうふうに言われてますけども、ずっと生きていく中で、意識としては車を運転するように、ご自身の体を操縦していくっていう意識も重要じゃないかなと思います。
今は車を運転するときに、オートマなのでアクセル踏むだけで、ギアが勝手に変わってくれたりはしますけども、僕が運転免許を取ったときは、まだミッションマニュアルで免許取ったんですけども、マニュアルで操縦するイメージというのは、僕より上の世代の方っていうのは持ってると思います。
例えば体をずっと操縦していくときと、車を運転していくときっていうのを、イメージ比べていただきたいんですが、車を運転してるときに本当に直線コースであれば、5速とか6速とかでスピード乗った形で走らせていくことができますけども、本当に狭い路地とかでくねくね曲がってたり、坂道だったりしたときに、6速とかでするとスピードですぎて衝突しちゃったり、コントロールが効きづらくなりますので、そういったときには、ギアを下げて3速とか2速で運転するっていう形にしていきます。
そのために、環境によってギアを変えていくっていうことは、すごく大事だと思うんですが、人間の体を運転していくときも、それぞれ30から40歳になったとき、40歳から50歳になったとき、50歳から60歳になったときで、ギアを変えていくという意識が大切かなと思って、去年の年末とか見てると、昔はこれぐらいいっぱいできたから、と言って昔の体のイメージで、お孫さんの世話をしたり掃除したり仕事をいっぱいして体調を崩してる方結構多かったので、今やっぱり環境が変わってるというか、体の状態が変わってるわけですから、そこでギアを変えて、そのギアの中で体のパフォーマンスを一番あげるようなギアチェンジをしていくっていう意識を持っていくと、楽しくやっていけるのかな。
現実にそぐわないことを、自分がやりたいからと言ってやってるだけだと痛い目に会いますので、そういった意識で車のギアチェンジのように体のギアを変えていくっていうことも必要じゃないかなと思いましたので、今日お話しさせていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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