YouTube 感覚の大切さ

人間は、相手の表面的な部分を知れば知る程、嫌いになる。SNSより考える。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年5月15日の月曜日です。
先日、グラディエーターという映画で、奴隷が皇帝に立ち向かっていくサクセスストーリーはなぜ起こったかということをお話させていただいたんですが、僕自身の個人的な意見では、ローマ帝国の時代においても、すごく大人数の集合意識にアプローチできるようなメディアがあったからだと思います。
それは、コロセウムっていう場所で、一度に五万人の心を動かせるようなことをできたので、多くの人の集合意識に働きかけて大きなパワーとなって、奴隷が皇帝に立ち向かえるような状況を、作っていったということじゃないかなと僕自身は思うんですが。
現代においても、そういったツールというのは、特にいっぱいあるんだと思うんですけれども、例えばテレビとか新聞とかいっぱいあります。
ただ現代において、すごく有用だなと思うのは、個人がそういうふうに多くの人に発信できるようなツールというのが、僕自身はあると思って、それが今でいうSNSというツールかなと思います。FacebookとかTwitterとかYouTubeも含めて。Facebookの理念として、分かり合えれば世界は平和になるんじゃないかなという理念があるんですが、今社会科学的に、それに対して強烈な反論があって、人間というのは分かり合えれば合えるほど、強い拒絶反応を引き起こすことがある。逆に、それが戦争を引き起こすことがあるっていう話があります。
例えば、日本では村八分というふうなことを言われたことがありますけども、小さな村で顔全員知っていて、その中であまり自分は合わなかったら、どんどんその人に対して嫌になってしまう。その人の本当の部分を知れば知るほど、毎日接していれば接しているほど、拒絶反応を示すという側面が人間にはあるので、そういった意味でFacebookというのは、逆に晒せば晒すほど嫌われてしまうというところがあると思います。
だけど、ひとつテクノロジーとしての、いいとか悪いとかじゃなくてツールですので、ツールとして先日のグラディエーターの集合意識に働きかけるツールとして考えればすごく有用で、単純に発信できればいいなと思って無意識にやってると、逆に嫌われてしまうというようなことになり兼ねないんですが、ツールとして何かいいことを発信しようとか、見た目じゃなくて大切なことを言おうと思ったときにすごく有用になる。
どうしたらいいかというと、なるべく先日お話させていただいたように、集合意識に働きかけるということの、発信する上での意識が重要かなと思います。
毎日毎日発信する上で、例えば自分が出世した話とか、お金持ちの話とか、贅沢をした話とか、自分自身の表面的ないい思いをした話になってしまうと、見てる人はすごく拒絶反応を引き起こすんですが。
感覚的な話とか、あるいは本質的にいいなと思えるような話を発信していくことによって、多くの人の心をそういった発信は一見地味な発信ではありますけれども、それを続けていくことによって多くの方の心を動かすことができるツールじゃないかなと思って、そういった意味で会社のマーケティングとか、商品のマーケティングとかっていうのをしていけば、長期的な運営をしていきたい会社であれば、そういった視点に立つべきじゃないかなと思って。
本当に今の時代はテクノロジーがどんどん出てきてますので、テクノロジーの使い方、テクノロジーの道具によって、長所と短所というのをしっかり踏まえて、その長所をしっかり受容していく。
僕の中でSNSっていうのは、短所というのがある危険性というのがあるというのをちゃんと踏まえた上で、ただ集合意識に働きかけるには、大変すごくいいツールだと僕自身は思ってますので、できるだけ発信内容を本質的な話にしたりだとか、あんまり自分自身の自慢とか家族の話とかっていうのは、しないように意識して道具としての長所をうまく使うようにしています。
今後どんどんテクノロジーが発達してくるので、テクノロジーとの付き合い方ということもよく議論されるべきであって、子供に対しての教育というのも必要な時代になってくる。簡単な道具というわけじゃないので、いろんな影響力がある道具というのがどんどん出てくるので、それに対しての付き合い方、自分自身はどうあればいいのかっていうのを議論すべきだし、子供たちとかにも伝えていくことが必要なんじゃないかなと思って今日シェアさせていただきます。今日は以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、相模原、海老名

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