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思い込みが強い、治療家が危険な理由。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年5月25日の木曜日です。
医療従事者や治療家の中で、自分が大きな経験をされた方というのは、大きな落とし穴に陥りやすいという話を、先日させていただきました。
自分がいろいろ悩んでた症状があったり病気があったりして、その病気が何かひとつの方法によって改善された場合、そのひとつの方法を全てだと思い込んでしまうきらいがあるということが、人間の傾向としてよくあって、そのまま他人を治療するような治療家になったり医療者になってしまうと、その治療法を何よりも全てだと思い込んでしまうので、とても怖い話になってきたり、あるいは自分自身の感覚、この体操をやれば自分はよくなるということはすごく大事なんですが、それを全てだと思ってしまうと大きな落とし穴にはまってしまうというふうに前回お話させていただきました。
要するに、自分が感じていること、認識していることを全てだと思ってしまうと、実をいうと医療従事者ではなくても落とし穴に陥ってしまうと僕自身は思うんですが、それはなんでかというと人間の認識の仕方によるものだと思います。
以前に、人間の認識方法をお話させていただきまして、今回はあまり詳しく言いませんが、世の中現実的な世界というのは無限大な世界であって、それを認識していく人間というのは、全部が全部完全に無限な状態で認識できないので、3つの方法を主に使って認識しているというふうに話しました。
無限の現実があったときに認識の仕方としては、ドアのような形があれば、これは開けたら外の世界があるとか、ノブを回せば回るとか、同じような形があったら同じようなものと一般化して考える認識の仕方と、あとは自分が認識できないものは見えないように削除してしまう、心理的盲点と言いますけれども、知らないうちに削除してしまっている。
よく通勤経路の中で、東京で住んでいる方、関東地方で住んでいる方とか都会に住んでる方はわかると思うんですが、通勤している中でとてつもないおびただしい広告の量に触れてると思います。
その広告を全部覚えているかというと、ほとんど覚えてないというか100パーセントぐらい覚えてなくて、それは認識しなくて削除の状態で毎日そうしていて、自分が都合がいいように現実を歪曲して認識するっていうふうな認識の仕方でもって、自分自身の世界を形作っていく。
そもそも、現実の世界があって自分が認識している認識は、ちょっと狭い世界、自分のフィルターがかかって認識しているんだというスタンスをもっていくということが、先日お話させていただいた科学的思考になってくるのかなと思います。
自分の認識している感覚や認識しているものというのは、そもそももしかしたらちょっと違うっていうスタンスに立てることが、違うとしたらどういう可能性が考えられるだろうという可能性を考えられることが、化学的スタンスに立ってるという話だと思います。
今、大規模臨床試験をしてエビデンスに基づいた医療をしましょうということですけれども、これはエビデンスがあるから100パーセント正しいんだっていうスタンスじゃなくて、エビデンスがあるといっても、エビデンスを作った、この薬とこの薬はこういう病気に効きますよっていうのは、必ずある条件のもとというのがつきます。
なので、これとこれは効くけど、もしかしたら今の条件はその条件にそぐわないかもしれないというふうに、謙虚な気持ちで現実を見ていくというのは、医療者には大事ですし化学的思考だと思います。
化学というのは、今の自分の認識やわかっていることというのは、もしかしたら間違ってるかもしれないというのが化学的思考だと僕は思って、今わかってる公式だとか法則が100パーセント正しいと思った時点で、それは化学ではなくて宗教になってしまうので、宗教というか思い込みになってしまうので、特に他人に対してアプローチしていく医療従事者、施術者というのは、どんなにうまく治療がひとつの方法でいったとしても、やっぱり自分自身の治療は、本当はもしかしたら間違ってる、というか条件が違ったらこの患者さんには合わないかもしれないとか、そういう謙虚な気持ちでやっていくということが非常に重要ですし、それが落とし穴にはまらない重要な方法じゃないかなと思ってお話させていただきました。
というのも、今はあまり教育を受けてないけれども、何か自分自身のマッサージだとかセラピーだとか、他人に対してこれがいいですよっていうような健康コンサルタント的な職業で独立される方が多いと思うんですが、情報発信される方が多いと思うんですけれども、そういう方というのは身近で劇的に何か改善したりとか治った状態があったから、そういうことを発信していくんだと思うんですが、それはあまり思い込みが強いと、とてもそれは化学的な話じゃなくて、他の人ももしかしたら、他人に対してアプローチするのであれば傷つける可能性があったり、害になる可能性があるというリスクをちゃんと踏まえないと、安易にお客さん来てくれるからいいやっていうふうにやってると、大きな落とし穴に入るんじゃないかなという形で、自分の戒めも含めて今回お話させていただきました。今日は以上です。

相武台脳神経外科
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