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患者さんが贈ってくれた「セロひきのゴーシュ」に衝撃をうけました。

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 こんにちは。相武台脳神経科の加藤貴弘です。今日は平成29年9月10日の日曜日です。

 今日は、予約診療検、査診療のみの日曜日の午前中となっています。で、通常診察室に、頭痛とか見舞いとかでいらっしゃる方が多いんですが、職種を選んでいらっしゃるわけじゃないので、多くの職種の方が来院されます。

 先日、オーケストラの楽団の団員の方で、どうしてもちょっとうまく弾けなくて悩んでいる、うまく音楽を奏でることができなくて悩んでいるって言う事を知らせてお話しされて、僕自身は切羽詰まって、セロ弾きのゴーシュみたいな話をしてしまったんですが、その話を気に入っていただいて、次の会の時に、セロ弾きのゴーシュの絵本を診察室まで持って来ていただきました。

 僕自身、何十年かぶりにその絵本を手にとって読んでみたっていうことになるんですが、今読んでみたら実はこの絵本ってすごい奥深いなっていうのを感じました。というのも、もともとゴーシュは、チェロを弾いていて全然オーケストラの足手まといになるくらい、音楽が下手だったんですけれども、それをやっぱり指導者の人にずっと言われて、やけっぱちになるくらい夜猛練習を始めるんですけれども。家の中でも猛練習を始めるんですけれども、猛練習を 始めていく中で、音楽を弾きながら、だんだんいろんな動物たちが家に来てゴーシュをガイドして行くんですが、その中で徐々に、その動物たちが伝えてくれるリズム、その自然が元々、大自然が奏でているリズムに近づいていくというか一体となっていくっというか、同調していくというような作業を行っていくっていう風に僕自身は感じました。

 本当に素晴らしい音楽っていうのはやっぱそういった、大きな自然のリズムっていうのを表しているような音楽が人の心にも感動を与えていくのかなっていうのはあるんですが、それは最初のうちは無意識に動物たちにガイドされて、音楽に身を委ねていくっていう作業をゴーシュはして行くんですけれども。実際にそれで発表会に出て、凄く評価を高く受けて、やけっぱちで弾いたにも関わらず、最も評価を受けた後、ゴーシュっていうのは、多分意識的に、その自然の奏でるリズムというのを身体で覚えていて、そこに同調していくような音楽をこれからも奏でていくのかなっていうのは感じます。

 そうなった時に、ゴーシュはは必ずとも、音楽っていうのはこれは僕自身の解釈ですけれども、その通り鳥が奏でる自然が出す音色の中で、それを表すような音楽を出してるんですけれども。プラス、やっぱり自分自身の色も、嫌味なくその波長の中に同調して光り輝かして、相手に伝えることができるような音楽になっているのかなと思って。

それは、鳥がぴよぴよっていう風に、無意識のうちにさえずるさえずりは美しい音楽ですけれども、その鳥には、その自然には同調していますけれど、自分自身の意識が入ってるわけではないので、自然のリズムに委ねながらも、自分に意識が入るっていうのはやっぱりその自然のリズムから道を外れた、人間にしかできないすごく大きなこと、作業なのかなっていう風なことをこの絵本は感じました。

 本当に奥深い所は、もっともっと違う解釈ができるのかもしれないですけれども、やっぱり人間っていうのは、いろいろ考えたり、いろんな欲深いこともしてしまっって、大自然のリズムから外れてしまうっていうことはあるんですが、まぁ、外れれば外れる程、そういった大自然の方にもし戻ることができれば、本当に人間にしか考えることができない貴重な音楽を発することができるのかなって。それが自分自身の、本当言うと人間の人生の目標なんじゃないかなっていう風なことを、宮沢賢治の作品から感じることできたんですけども。これが31歳の時に、書かれた本だということで、本当に偉大な方だったんだなっていうのを感じました。セロ弾きのゴーシュって本ですけれども、待合室に置いておきますので、もしお時間がある方は手にとって読まれてみて下さい。今日は、以上です 。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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