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長野県上田市へワープ!小川康先生第9回最終回

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《 加 》    こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、チャンネルSで、日本でたった一人のチベット医として活躍されています。小川康先生をお招きして、お話を伺います。どうぞ、よろしくお願い致します。

《 加 》    こじゃあ、後半は森に行ってお話をしますか。

《 小 》    良いですか。じゃあ、行きましょう。上田の私の今の森へ。どうぞ。

《 加 》    よろしくお願いします。

《 小 》    じゃあ、行ってきます。

《 加 》    おぁ。凄い。

《 小 》    来ちゃいましたね。長野県、上田市。武石村ですここは。どうぞ、どうぞ。

《 加 》    別所温泉もある。

《 小 》    別所温泉も近くにありますよ。ここが私のホームグランドです。どうぞ、どうぞ。おかけください。この間切ったばっかりの。切りたての木です。これで薬屋を始めようと思って、木を切って。

《 加 》    ありがとうございます。良い所ですね。この場所を平らにして、家が建つような感じにしてということですね。

《 小 》    そうですね。家というか店舗。診察室など。まぁ、なんとか出来そうな気がするのですけれどもね。今、やっているところなんで。

《 加 》    空気が全然違いますよね。

《 小 》    そうなんですよ。空気も違うし、水も違うし。実際、長野県は長寿も一位ですから。

《 加 》    そうなんですね。やはりここに来るだけでも、先言ったように、意味があると思いますね。今まで普段の生活で緊張し続けていたと、気付けるだけでも良かったので。そういった意味で、なんか価値を出せるような場所に出来ればというのがありますけれどね。

《 小 》    本当にこういう所に来て、僕なんかがもし薬屋さんをやっても、もしかしたら色々な患者さんが来ると思うのですけれども。ここにある程度、椅子っぽくなんか作っておいて。好きなだけ座っていて下さいと。東京からこっちに来て、例えばちょっとそういう検査をした方が良いですねとか。分からないのですけれども、そういう事ってあるのですかね。

《 加 》    全然、あるんじゃないですかやはり。脳波では無くても、心拍数とか。体温とか呼吸とか。違うかもしれないですね。そういった意味で、何か違いが出るかもしれないですねこっちで。

《 小 》    総合的に血圧とか。まぁね、そういうのをやっている方々もいますけれども。でもね、偶然たまたまこの森が、ついてきたというと何か変ですけれども。たまたま薬屋をね、始めたいと思って。あそこの小さな土地をちょっとこう買えないかなと思っていたら。持ち主の人が、せっかくだから、私の土地の所有地全部登記を書き換えたいと言う。それで、その土地や、他にも土地があるのですけれども。せっかくそれも何か天命では無いですけれども。

《 加 》    巡り合いですよね。

《 小 》    巡り合いで。ちょうど自分も、何かしたいと。こういうことしたいと思う時期だったので。

《 加 》    今ちょっと、深く深呼吸をたまたましてみたんですけれど、香りが全然違いますね。香りって木の香り。落ち葉の香りがあって。それを、クリックの匂いとかにしたくないので。結構、うちは換気をしてるのですけれども。ですよね。うちのクリニックは。換気とお香を炊いたり、アロマを炊いたりしているのですけれども。本来の自然の香りですよね。香りってやはりこう、生きたリズムが感じられるので。色々な生物の。

 じゃあ、この辺りですね。

《 小 》    そうですね。ここから20畳。大きさにすると20畳くらいの。まぁ、小屋というか店舗というかのぐらいの大きさの、御薬屋さんとハーブ屋さんを。いよいよこれから作りますね。

《 加 》    そうなんですね。ちょうど、ほとんど神社の境内の中に。

《 小 》    ほとんど神社の境内の中に作りますね。ここにちょうど生えていた、30本の杉の木とヒノキの木を、去年の11月3日ですからちょうど半年前ですかね。その日に切って乾燥して、今ちょうど刻んでいるところですね。それで、自給率100%ですから。地元のここに生えている木を使って、ここに建てるという。

 ここの地元の新保さんという大工さんとか、松尾さんという大工さんとか。今、自治会長の吉池会長が手伝ってくれていますね。この土地を知り尽くしている方なので、そういう方が手伝って下さるという。本当に頼もしくて。ちょうどこの下ですね。ここがハーブ園になります。今日から。今日からちょうど耕し始めた所です。

《 加 》    そうなんですね。

《 小 》    ここで、こっちからだとテラスがこっちを向くのですけれども。都会からとか来たお客様とかが、この景色を見ながら、ぼーっとしてくれたら良いなぁというのが。

《 加 》    ここには何種類か植えられるのですか?

《 小 》    それが全くノープランで、今日ね、トウキという薬草を初めて、あそこのちょっと陰になっているのですけれども、植えたところで。今年はまだ、7、8種類かなぁと。徐々に徐々に、増やして行こうと思っています。だからここで、薬屋さんと言いつつもハーブを摘んだりとか。ハーブを眺めたりとか。

《 加 》    良いですね。

《 小 》    漢方薬も育てているので。そういった色々と薬の勉強をしたい人が来て、実際に掘り取り体験をするとか。色々なことを今、考えています。これ、当帰芍薬散という漢方薬にも使われる、いわゆる漢方薬の原料です。当帰と言います。昔から栽培を私はやっていて。今日ちょうど、今日の午後からね、雨が降ると言うので、苗を植えました。

《 加 》    雨が降る前に。ここの木が先程の、そこから伐採された木を。

《 小 》    はい。あそこの神社の脇のを私たちが。敷地内から出た30本の、主に杉ですね。あと何本かヒノキを切って。その後、製材所に一回運び込んで、乾燥をしまして。今、こちらに戻ってきて、今、いよいよ刻みが始まって一ヵ月経って。一ヶ月は経ってないかな。半月ぐらい経っているところです。非常に難しい、組みというのですか。

《 加 》    憧れの。

《 小 》    そういった意味では、神社の隣にふさわしい建物になると思います。

《 加 》    はい。そうですね。空が晴れていたら、星が凄くなりそうですね。

《 小 》    凄いですよきっと。

《 加 》    え、だって、人工物が無いですよね。全然。人口の光って。

《 小 》    無いですね。というか、ここに来ることが、辿り着けないかもしれません、夜は。真っ暗で。

《 加 》    夜はそうですね。元々いないといけない。

《 小 》    例えば、ここで夜にキャンプをしても良いと思うし。ここでシートを敷いて、夜にずっとこう星を見ながら朝までとか。

《 加 》    熊とか襲われないですか?

《 小 》    あの、すみません。熊は一応います。あと、いのしし。

《 加 》    あ、いのししはちょっと怖いですね。

《 小 》    自分たちをちょっと何か囲った、その中で。でも、ぜひやってみたいですね。星空を眺めながら。

《 加 》    本当に、夜に星を見たいですね。

《 小 》    でもね、本当に昔の人たちはこれを植林をして30年前に。結局、そのまま使われなくなってしまったので。昔の人って結構なんか、年金代わりになればいいやという風に言われたんだけれども。今、木の価値が無くなってしまっているので。

《 加 》    じゃあ今、森としてはバランスが若干狂っている状況なのですね。杉が多いというか。

《 小 》    狂っている状況なので。そうなのです。杉とか。今は松が枯れ始めていて。この辺の赤松も多分、2、3年以内だっていうことで、切っているのですが。どんどんね、松まで前線が来ていて。ここが今、前線なんで確か。なので、こういう風に先に切って、梁にしたりだとか。どんどんこう活用して行かないと。

《 加 》    でも、薪にして燃料にしていくというか。

《 小 》    もう、うちも今、薪の自給率100%なんで。燃料は。

《 加 》    本当になんか、里山といった感じの風景ですよね。

《 小 》    やはりこう別荘地とも違って、里山という風景が。僕もね色々な方が、例えば治療目的だとか来る時に。僕は何にも薬とかが無いので。特別な薬とかが無いので、こう森を一緒に歩くという事しかないんですよ。やることって。薬草茶を一緒に作ってあげて、一緒に森を歩くしか、僕の治療法と呼べるものはないんだけれども。意外ともしかしたら、そういうのを求めているのかなと思うのですよね。

《 加 》    いやぁ。そうですよね。全然なんか身体が楽な感じですよね。

《 小 》    ただね、加藤先生の病院なんかでも、やはり処方箋に野村とか。小川さんの所とかって、書いて頂いて。

《 加 》    一緒に歩くみたいな。

《 小 》    えぇ。あの、送って頂けると。脳血管も柔らかくなり、さらに蕎麦を食べると、蕎麦のルチンというのがね。血管が柔らかくなりますので。僕は、完璧だと思うのですよね。

《 加 》    はい。この落ち葉だけをこう、踏んずけて歩いていくのは。

《 小 》    そうなんですよ。いや、ここね、子ども達と都会の子供たちと歩くだけでも、子ども達凄い大喜びで。

《 加 》    これ、何十年ぶりですかね。

《 小 》    本当ですか?

《 加 》    落ち葉踏み続けるのは。

《 小 》    いや、加藤先生、サーフィンしている場合じゃないでしょう。落ち葉のサーフィンですね。

《 加 》    いや、本当ですね。懐かしいというかなんかこう。いやぁ、これ落ち葉って凄く良いですね。

相武台脳神経外科
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