YouTube 食事

「食の改善が、人間に与える影響」大塚貢先生インタビュー第5回

更新日:

《 加 》 こんにちは。相武台脳神経科外科の加藤貴弘です。今回は、ちゃんねる S のゲストに、診療所まで、大塚貢先生にお越し頂いて、お話を頂きます。

《 大 》 やはり食の改革で学力を非常に上げた市があります。そういう市が、今はいくつか出始めましたがね。市長がちょうど持っていた、文部科学省のテストのデータを私にくれたのです。全国平均が、小学校です。290.4です。小浜市の平均は、311.1です。21点高いのですよ。21点。凄いですね。

《 加 》 凄いですね。

《 大 》 中学はね、全国平均が288.2に対して、小浜市の平均は311.2。23点高いのですよ。23点。凄いですね。もちろん、抜群の全国市町村平均では、抜群の全国1位ですね。で、どうしてこれだけの成績をね、取るようになったのだと聞いたのですよ。そしたらね、子どもが学ぶ意欲が非常に高くなってきたと。

《 加 》 根本的に人間的にエネルギーがあれば、良い方向に成長するのですよね。

《 大 》 出てくるのですよね。それから会社でもね、皆さんがご存じの様にコロナという会社があるのですがね。私が社員にも話をしてくれという事で、社員にも話して。そして、社員食堂を。新潟で採れる美味しい魚や、無農薬に近い様な米や野菜を使った、そういう社員食で使う様にした社員が明るくなってやる気が出てきてですね。生産性が上がってきた。

 今それでね、これをさらに、社員だけが良くなったってダメだと。それで、広大な土地をね、買ったり借りたりして。無農薬で米や野菜を作る。そういう農業会社を立ち上げたのです。そして、そこで無農薬で有機栽培の米や野菜を作って、それを社員食堂で使うと同時に、家庭の奥さんや子どもを良くしなければダメだと。そうでなければ社員は、思う存分に働けないという事で、それを家庭供給する様になった。そうしたら、社員が休まなくなってきた。

 社員が病気にならなくなっていると共に、家庭の奥さんや子供、同居するおじぃちゃんとおばあちゃん達、病気にならなくなってきたのですね。はっきりと結果が出てきているのですよね。だから、コロナの様にやれば、いわゆる65歳以上が462万人、予備軍が400万人の認知症なんかもね、かなり防げてくるのですよね。

 もう一つはですね、大阪のIVF、正確に言うと東大阪市にあるのですがね、大きな産婦人科病院で、妊娠治療をやっている病院ですね。そこで、健康な男子18歳から23歳。平均年齢21歳健康な男子の精子を調べたのですね。精子を。そうしたらですね、60人中、58人の精子が奇形精子だったのです。この精子が正常な精子ですね。巨大な頭、極小な頭、頭が二つに割れている。胴が二つに割れている、胴が曲がっている。そしてこれは、巨大な変形の頭ですね。

 平均年齢21歳です。一番精子が元気が良い時ですね。それで、食の調査をしたら、ほとんどがコンビニ弁当、カップラーメンなにかですね、ハンバーガー。結局、魚とか野菜を食べていない。そして、どうしてこの奇形精子になっているかというと、油や脂肪、肉なんかを食べていて、体に油と脂肪分がうんと溜まっている所へ、空気中のダイオキシンですね。このダイオキシンというのは、うんと発がん性が強いですよね。これが非常に脂肪に溶けやすくて、体のその脂肪にダイオキシンが溶けてしていって、精巣にそのダイオキシンが溶けた脂肪が溜まるのですね。そこへ精子が出てくる。その精子に、そのダイオキシンが影響を及ぼしているのだそうです。

 大学病院の教授をやっている先生が、精子だけではないと。卵子も奇形卵子が非常に増えていると言うのですね。で、今は奇形児が生まれる率が非常に高くなってきていると。それで、現実に障害児、奇形児が非常に増えてですね。それで、私の所にも養護学校があるのですが、もう6教室足りないですね。

 長野県だけが足りないのではなくて、もう全国的に養護学校の教室が足りなくなってきているという事は、障害児がどんどん増えてきているのですね。ところが、長野県では、障害児を生まない様な対応というのは、全くしないのですよね。教室が足りなければ、教室を建てます。校舎を建てます。いわゆる、対処療法しか考えていないのですね。

《 加 》 なぜ障害児が出来るのかという所は、全然考えていないのですね。

《 大 》 考えていないですね。これも結局、そこから来ていますね。大沢博さんという、岩手大学の教授をしていた先生ですが、その先生が、盛岡の少年院に入っている凶悪事件を起こした子どもの、起こした当時の食の調査をしたのですね。食の調査を。

 例えば、ここにKという中学三年生。これはかなりの凶悪事件を起こした子ですね。殺人未遂を起こした子ですが。朝食はほとんど食べない。この学校は給食が無くて、弁当なのです。おかずはハンバーグ、ソーセージ、コロッケ。間食は、チップス菓子、チョコレート、アイスクリーム、炭酸飲料、砂糖です。そして夜は、焼肉ですね。いわゆる、前頭葉や前頭葉機能を活発にさせる、そういうカルシウムやマグネシウム、亜鉛とか鉄分、野菜をほとんど取っていないですね。

 これは、上智大学の福島章さんという先生ですが、精神医学の大家ですね。この方がメキシコで、輸出用の野菜を作っていて消毒をうんとする所ですね。その地域と、自家用の野菜でほとんど消毒しない地域のその子ども達に、人の絵を書かせたのですね。上は4歳から5歳になる子たち。下は6歳から7歳になる子たち。

 農薬をあまり使っていない所は、目も鼻も、手も足も、髪の毛も描いている。人の絵に見える。農薬をうんと使っている所は、人の絵にならないですね。同じく、6歳から7歳になる子たち。農薬を使っていない所は、目も鼻も、手も足も、足の指も手の指も、へそまで描いている。そして、立体的になっていますね。農薬を使っている所は、6歳7歳になっても、人の絵にならないですね。これだけ脳が、もう犯されていってしまうのですね。

 中学生や高校生で、親を殺す、友達を死ぬまでいじめる。そして、他人を殺す。結局もう、人間としての機能が果たしていないですね。この事件を起こす事によって、自分はどうなるのか。あるいは、親にどれだけ悲しみを与えるのか。あるいは、殺された人はどんな思いでね、死んでいくのか。あるいは、そのお父さんやお母さんの思いを、全然分からないのですね。

 そういう、無目的な凶悪事件を起こした大人もかなり調べてきているのですがね、全然目的が無くて殺しているのは、ほとんど共通しているのが、もうコンビニ弁当やカップラーメンなのですよね。それを食べても良いのですが、やはり血をキレイにする物で、脳へ新鮮な酸素や栄養素を供給する物を食べていないという所にね、問題があると思うのですよね。

 去年の4月にNHKでね、今日の料理というので、特集を組んだのですよね。で、真田町の給食ですが、特集を組みました。その時の一つの献立を見てもらいます。まずここにね、ニジマス、青魚がおるわけです。で、これは甘露煮です。頭から骨まで食べます。こういう様に、頭から骨まで取る事によって、食べる事によって、カルシウムと亜鉛、鉄分をねふんだんに摂ると。ここにちょっとありますが、これが食べる煮干しですね。結局、これもカルシウム、亜鉛、鉄分をふんだんに摂ると。それからもう一つは、咀嚼力を高めると。

 ちょっとご飯が黄色くなっています。発芽玄米がはいっている。で、発芽玄米が13パーセントくらい食べますね。どうして発芽玄米を食べるのかというと、発芽玄米に含まれるギャバンが非常に血管を柔らかくしてくれる。血をキレイにしてくれる。ですから、頭にも体の臓器にも、新鮮な酸素や栄養分が供給されるから、体も元気になるし頭の活発も良くなってくるのですね。

 それから、野菜ですね。この味噌汁ですが、やはり発酵食品ですね。これを兎に角、毎日食べる。良質なたんぱく質を摂る為に、毎日の様に大豆を食べます。大豆、豆ですね。まぁ、この週の日は、おひたし豆。あるいは、大豆を煮たのとかね。違う大豆とかをね、食べます。いわゆる、食物タンパクを摂る様に。こういう風に非常に、家庭で摂らない物。これを学校給食で摂るようにしている。

 ほとんど食材は、地元さんの安心・安全なものですね。生産者が分かる、だから防腐剤とか防カビ剤とか、そういう物は入っていない。それから、化学薬品や化学調味料、そういう物も入っていないですね。地元産ですから、安く入ると。

《 加 》 ご飯を食べるという事は、根本的な事ですよね。食事、食を摂るという事は、命を貰うという事なので。日本で生活したら、日本の物を食べる。それから、日本の大地に生かされているという実感が、一日一日湧きますから。それはやはり、食べるという事は凄い勉強にもなっているし、教育にもなっているし。それを、おざなりにしていたら結果が悪くなるのは、やはり当然といえば当然ですよね。

《 大 》 そう、当然ね、そういう風になりますよね。

《 加 》 逆を言えばそこを抑えれば、ほとんどの事は上手くいく様な気がしますけれどね。

《 大 》 結局、人間の体の細胞が活発化してくる。それから、免疫力が高まる。結局、病原菌をね、いわゆる発生させない。あるいは、発生してもそれを殺していってしまう。状況なのですね。

《 加 》 そんなに、難しい話では無いですよね。簡単に凄く、単純な話ですよ。

《 大 》 人間のもうね、本質に戻れば。ところが結局、今の様に、コンビニ弁当やカップラーメン、そしてハンバーガー。皆外国から輸入されて、防腐剤や防カビ剤、防虫剤、軟化剤、そして、化学調味料ね。入っている物でオンパレードでやってくればもうね。

《 加 》 そこに命があるかどうかという事ですよね。その食べ物に。

《 大 》 体が蝕まれるのは当たり前ですよね。

《 加 》 何にも無いですね。

《 大 》 いやぁどうも、ありがとうございました。お世話になりました。

《 加 》 ありがとうございました。

 いかがだったでしょうか。今回は、大塚貢先生にお越し頂いて、お話しを伺いました。大塚先生は、何といいましても、結果を出してきているという事が、凄く参考になるのではないかと思います。食を変えただけで、これ程まで劇的に、色々な事が変わってきているという結果がありますので、ぜひこの結果を皆さんに捉えて頂いて、ぜひ参考にして頂けましたら幸いです。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

-YouTube, 食事
-,

Copyright© 診察室 延長戦 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.