YouTube 体との向き合い方

この症状と一生付き合えと言われたのですが!(頭痛 めまい 耳鳴り 小田急線 神奈川 町田 相模大野 厚木 海老名)

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 相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の5月11日の月曜日です。診察させていただく中で、よく聞かれる患者さんからの言葉に、別の病院でこの症状は治らないと言われたのですけれども、という風なことをよく聞きます。治らない。そして、その症状と付き合っていくしかないんだよ、ということを言われたという風に聞くことがよくあります。

 例えば、偏頭痛は治らないから、薬で付き合っていくしかないだとか。高血圧はもう治らないので、血管を痛めないように血圧を下げるように、ずっと薬を飲んで行くしかないとか。耳鳴りや身体がふらふらするのも、付き合っていくしかない、という風に言われるという患者さんが多いのですが。

 ここで、誤解されているのは、人間の身体というのは、機械ではないということなのです。例えば、何か悪いところがあったら、その部品を入れ替えて、治すことができるのかどうかというのは、機械では人間の身体は無いですから。人間の身体は生物というか、生き物ですので。毎日、毎日、流れがあって。一つひとつの細胞が生きているわけなので。連動して生きているわけなので。

 逆に、その症状に対しても、付き合っていくしかない。もうこれは治らないんだという風に諦めてしまうと、さらに悪くなってしまうのですけれども。どんどんどんどん、その悪いところが悪化していきますから。悪くなってしまって、腐っていくというか。例え話で言うと、腐っていく様な感じになってしまうのですが。

 生き物ですから。きちんと磨いてあげて手をかけてあげれば、ある程度、バランスがとれた状態に徐々になっていくというイメージが、必要かなと思います。特にその人間の身体は機械ではない。生物なので、手をかけてあげる。どこが悪いのかなと、絶えず考えてあげて、身体に対して向き合っていってあげるということです。

 例えば、 右手が麻痺で動かない人であっても。その中で、ご自身が生活していて、お身体が一番良い気持ちが良い、健康の状態というバランスポイントがあるのですけれども。そういったバランスポイントに持って行けるという風なイメージが、重要かなと思います。その右手が麻痺しているのに、感覚は残っていて。いつもしびれが強くて、痛くて痛くて大変だという風なことをおっしゃっているのですが。それで、諦めてしまえば、その痺れはどんどん痛くなったり、拘縮といって、関節が硬くなってくることがひどくなってしまいます。

 その中でも、ご自身の身体の気持ち良いポイント。バランスポイントがあるという風に捉えて、その手をさすってあげたり、できることを毎日、毎日やってあげるということを続ける中では、その今の身体の状態の中で、一番過ごすのに気持ちが良いバランスポイントというのが、必ずありますので。そこで、生活をしていくということが、非常に重要です。そこを目指していくということは、非常に重要かなと、僕自身は思います。

 どんなに歪な物体でも、重心はどっかにあって、一点で支えられるポイントはあるわけです。その人間は、生物ではないので。そういったバランスポイントを目指して、身体と向き合って、身体を磨いていくという気持ちが必要かなと思います。

 耳鳴りや偏頭痛は治らないと言われていたのですけれども、必ずそういった方向に向かっていけば、偏頭痛というのは基本的には、治せるもんですし。直さなければいけないですから、耳鳴りも非常に治りにくいことは直りにくいですが、しっかりお身体と向き合って、緩めて行って。バランスポイントを見つけていくということをされる中で、必ず良い方向には向かっていくと、僕自身は考えていますので。

 逆にもう治らないんだという風に諦めてしまうと、人間の身体というのは、本当に生き物ですから。生き物というのは、手をかけないで諦めてしまうと、そこからイメージとしては、腐っていってしまって、どんどんどんどん症状が悪くなっていってしまいますので。その人間の身体に置いて、治らないとか付き合っていくしかないという、諦め。ご自身の身体の中で、諦めるということは、基本的にはありえないんだというイメージが、身体と向き合っていく中で、重要かなと思います。

 どんどんどんどん磨いていかれる中で、やはりその可能性としては、無限大にあるんだ。色々な方向性に向かっていけるんだというぐらいの気持ちで、いっていただけると、お身体と向き合うのが、楽しくなってくるのではないかなと思います。今日は、人間の身体は、手をかければ手をかけるほど、どんな状態でも良くなりますよというお話でした。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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