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不安のもとは病気ではない。(頭痛 原因 がん めまい 小田急線 町田 厚木)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の6月2日の火曜日です。患者さんとお話しをさせて頂く中で、やはり強く患者さんが思われていることというのは、年々経てば経つほど、身体に対しての不安。病気に対しての不安が、強くなってくるというイメージや印象を、僕自身、診察をさせて頂いて強く思います。

 年々経てば経つほど、ちょっとしたその頭が重いとか頭痛がするとか、手が痺れるとかいう症状があるだけで、私って何か脳梗塞とかなんじゃないかなとか。心筋梗塞ではないのかなとか。そんな可能性ではないのかなとか。そういった不安が日々、頭をよぎっていて。そしてその不安が不安をよんで、どんどんどんどん雪だるま方式で不安が大きくなってきて。どうしようもなくなって、病院に来てしまうというような方というのも、時々いますけれども。不安の程度の差はあれ、多かれ少なかれ、そういった不安を持っている方というのは、やはりその40歳、50歳以上になってくると、ほとんどではないかなという風に、診察させていただいた印象では、僕自身は受けています。

 そもそも、人間が不安を感じる時というのは、どういう時に感じるのかというと、夜道で真っ暗だと不安を感じるように、何が起こっているのかが全然分からない時というのは、不安です。真っ暗な時に、周りが見えなくて変な人がいないかなとか。落とし穴はないかなとか。ちょっと不安になってきますし、時代で先行きが不透明で、この先がどうなっていくのかがわからない時は、不安になってきますし。物事がはっきりと見えにくい時というのは、不安になってきます。

 そして、病気に対しての不安というのは、どういう時になるのかというと、もう一点だけだと思います。その年齢が経てば経つほど、ご自身の身体で起こっていることが、ご自身で意味が分からなくなってきている。身体で起こっていることが、理由がわからない。身体の状態がどういう状態なのかというのが、頭で理解ができなくなってきているということが、一番の不安だと思います。不安になる原因だと思います。

 それもそのはずで、普段の生活の中で、ちょっと頭が痛いけれど、仕事を頑張ろうとか。身体はだるいけれど、仕事をやったらまぎれるかなとか。腰が痛いけれど、家事は休めないしといって、症状を抑えて抑えて、毎日、生活をされている。そして、心配なことというのは、家の家族のことだったり介護のことであったり、会社のことであったり。ずっと身体のことは全く考えずに、身体の回復する症状を抑えて抑えて、何十年と経ってくると、身体からの調子を表す症状というのは、段々段々と頭に上がってこなくなるので。感覚としては、上がってこなくなるので。

 そうすると、ずっと調子が悪くても、全然気づかないという状態になります。そして、ある時に、バンッと大きな症状になったり。大きな症状でてるだけだったら良いのですけれども。それは、病気としてでる場合もあるというわけです。なので、なんでこんなに強い症状が、私に急に来るのかなとか。私は元気だったのに、なんで急にちょっとした脳梗塞になってしまったのかなとか。ちょっとした病気になると、すごく不安になるのですけれども。

 基本的に、強い頭痛だったりめまいだったり、あるいは、脳梗塞や癌だったとしても、急にくるわけではありません。水面下で、ジワジワジワジワ、ジワジワジワジワと、長年溜まってきます。そして、その時に、細かい症状として、自分自身の身体の調子として捉えられるのかどうかというのが、大きな病気を予防するのにすごく重要です。

 逆を言えば、身体の調子が悪いのか良いのかというのは、そういうことが分かっていれば、ある意味そんなに大きな病気にはならないと、僕自身は思います。身体の調子が悪いというのにわからないで、バタバタと色々と頑張って仕事をしていたり、遊んだり。色々とパフォーマンスを出していると、やはりそれが長年蓄積してきて、大きな病気になるわけで、調子が悪いということは、判断ができるというのは、大きな病気の予防に繋がりますし、不安要素をかき消すことになっていきます。身体の調子を取っていくということですね。

 それが実をいうと、身体の調子を整える。身体の状態を知るのには、採血検査をしたり。あるいは、脳ドックで脳の MRI を撮ったり、内視鏡をしたり、お口から内視鏡をいれたり、お尻から内視鏡をいれたりして、レントゲンを撮ったり、色々な形の検査をすること以上に、ご自身の身体の状態を知るということの方が、本当を言うと、病気を予防する上で、まず前提として、重要なんだということです。当院では、まず前提として重要なんだということですね。

 当院では、最初ちょっと不安で不安でという風になっていると、本当に僕の話を聞いても、受け入れられないといった状況になっている状態の方もいますけれども、基本的には、少しずつ少しずつお話しをさせて頂いて、体の調子を取る。身体がどういう状態なのか、徐々にわかってもらうような生活習慣を作っていきましょうという様な、話し方をさせて頂いています。

 身体に対しての不安。一応それは、自分の身体の調子がわからなくなってきているということで、強くでるのだということを、まずは認識されて。そしたら、どうすれば良いのかという、身体の調子を取るという練習をするようにしたら良いのか。取る練習をしていきましょうという風な、思考回路になってきますので。まずはその事実を、もしご理解いただけたらなと思います。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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