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定年後人生最高の時期直前の知られざる落とし穴(頭痛 めまい 耳鳴り 小田急線 神奈川 町田 相模大野 厚木 海老名)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の6月23日の火曜日です。外来診療という形で、この様に診察をさせて頂いている中で、今の状況であれば 、0歳から97歳まで。非常に幅広い年齢の方が、当院に来院して頂いております。

 通常、生活をしている方よりも、格段に僕自身の立場としては、多くの年代の方の流れを、体感できる立場にいるのではないかなと思うのですが。良く神社などで、厄年というのが何歳、何歳とあると思うのですけれども。やはり、その人生を経験していく中で、病気になりやすい節目。節目というのがあるように感じます。

 特にやはり最近、ちょっと注意しなければいけないのは、60歳から65歳で定年退職された後、その周辺というのは、非常にちょっと怖い部分があるのではないかなと思います。生活がガラリと変わりますし、環境が急激に変わりますので、今までの緊張感から急に解き放たれると、今まで溜めてきた症状や病気は、一気に何だかの形ででてしまい、病気を発症するというような方も、少なからずいるような感じがしますし。

 よくやはり会社のために、非常に勤勉に頑張ってこられた方であればあるほど、どういう風にそういう会社がなくなったのか。その関係性がなくなった時に、自分をどう表現して良いのかとか。どう楽しめば良いのかというのが、何十年としてこなかったので、全くわからなくなって。結局、お酒とか。家の中で、引きこもりみたいになってしまって。社会から隔離してしまっていくという形になってしまうことが、時々あります。

 今は年齢が、平均寿命というのが長くなっていますので。その中で、社会と離れてしまって一人になってしまうと、やはりその頭の回転も悪くなってしまって、認知症状というのは出やすいですから。先ほど言いましたように、その節目というのは、病気になりやすい時期であると同時に、認知症へ至る時期という感覚も、持って頂いた方が良いのかなと思います。

  ある程度、定年に近い方というのは、そういった怖い時期が近づいてきているなというのをイメージして頂いて、定年後のご自身の楽しい時間。考えようによっては、人生で一番楽しめる時間かもしれないので。その時間を、どのように過ごしたら良いのかなというのを、ゆっくり少しずつ考えていかれると。ソフトランディングというか、急激な環境の変化 というのは起きないのかなと思います。

 特に気をつけたいのは、やはりなんと言っても、その人間は結局は、一人では生きていくことできないので。何も趣味がない、楽しいものがないと言っても、やはり一人になっていかないということが、一番気をつけたい点ではあります。一人になって、意固地になっていくと、自分だけが良いのかもしれないですけれども。結局、やはり身体的に能力が落ちてきたり、認知症上が出てきたりすると、周りのご家族とか。あるいは、関係をしている方々に、迷惑をかけてしまうことになるので。

 ある程度、家族のためにも、周りの方々のためにも。何か趣味がなくても、ある程度、社会と繋がっていくという意識が重要です。勇気を出して社会と繋がっていく。社会のために、何が出来たら良いのかなとか。ボランティアとか、ちょっとした仕事とか。社会のために、自分の能力がどのように活かされて、楽しんでいけたら良いのかなということを考えて。

 ちょっと嫌でも、社会と繋がっていって。何か趣味とかを、色々と持つようなことをされていくと、新しいご自身の能力とか。楽しさというのも発見できますし、非常に充実した20年や30年になるのではないかなと思います。

 なので、特に自分に、ご自身にその何か趣味とかがなくても、特にそのやはり気をつけて頂きたいのは、結局、人間一人では生きていけないので。都会に住んでる以上、一人になっていかないというのは、特に注意していきたいと思います。山奥でね、一人で生活するというのは、また別ですけれども。

 そういう風な形で、少しずつ少しずつ50代ぐらいのうちから、ご自身の退職された後のイメージというのを持っていかれると、非常に良いのかなと。そういうことで、今後2020年以降、段階の世代の方が、大量に退職された後、社会に貢献していただける。やはり60代、70代、80代の方が増えていけば、日本全体の力もすごくアップしていきますので 。社会もすごく良くなるのではないかなと思います。

 やはりそのおんぶに抱っこの60代、70代、80代というよりも、やはり今までの人生というのは貴重な経験であって、貴重な能力をお持ちなので。そういった能力を、社会に還元していくような力強い、楽しい60代、70代と輝ける感じの。そういった年代の方が増えてくれば、非常にこれからのその超高齢化社会というのが、良い感じになるのではないかなと思います。

 そういった意味で、特にその退職された後、一人にならない。一人になるべくなっていかないということを、 嫌でも社会の義務として、最初の段階としては、考えていただけたらなと思います。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
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