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気持ちよさを追求する時の留意点(マインドフルネス)(頭痛 めまい 耳鳴り 厚木 海老名 町田 新宿)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の9月26日の土曜日です。先日、この診察室の延長線の中で、健康への健康になるために、ただ気持ち良い 方向、気持ち良いことをすれば良いってことをお話しさせていただきましたけれども、ここで大きな落とし穴が、僕自身はあると思うのですが。

 例えば、タバコを吸う気持ちよさ。お酒を飲んでの気持ち良さ。麻薬を吸う気持ちよさ。こういった気持ち良さがあるのですが、こういった気持ちよさというのは、僕自身は、お酒は少し呑みますけれども。あまりこうのめり込むまで呑もうとは思いません。それは、なぜだか分かりますか。僕が目指している気持ちよさの方向性と、例えば、麻薬での気持ちよさの方向性。あるいは、お酒での方向性。喫煙の方向性。かなり違いがあります。

 何が違うのかというと、例えば、僕が目指している方向性というのは、その脳の中で快楽物質というか。ドーパミンと言われるやつで、気持ち良いという物質という話ではなくて、僕が目指している気持ち良さというのは、自分自身ではっきりと目覚めている状態。目覚めた状態というのは、どういうことなのかと言うと、まず自分の肉体、何十億かの細胞の一つひとつに意識が行き届いていて、指の先まで意識が行き届いていて、それが、その周りの空気。あるいは、地球と宇宙と呼吸しながら、やり取りをして繋がっている。そういったことが、実感として感じられてすごく支えられてきているな。気持ち良いなというのを、覚醒した状態で感じるという状態だと思います。

 麻薬とかお酒とかというのは、ある部分、ちょっとぼーっとしてしまいます。そして、身体の一部に意識はは行かない。これは覚醒した状態ではないので、結局そこから見え隠れする気持ち良さの先に何があるのかと言うと、依存という言葉が出てきます。依存という言葉は、どういうことなのかと言うと、自分自身の主導権を誰かに取られるということです。

 気持ち良さの方向性を間違うと、自分という自分自身のスピリットというか魂が、それを動かす肉体があって。それが、肉体を隅々まで支配をするというか、 支配というか目覚めることができずに、ぼーっとしてしまって、何かの別のものに操られる状態。こういった状態というのは、昔に、その覚醒剤や麻薬に関してのキャッチフレーズで、覚醒剤を辞めますか 。人間を辞めますかというキャッチコピーがありましたけれども。まさに、人間という覚醒した状態を辞める方向だと思います。

 僕が目指す気持ち良さというのは、人間として目覚めて、一つずつの細胞を隅々まで意識が行き届いて。そして、地球と周りの人たち。あるいは、周りの自然と宇宙と繋がった状態を、絶えず実感して生かされているなというのを感じる。依存、単純な依存ではなくて、総合的な依存を感じる。気持ち良いなということえを感じる方向性だと思います。

 よく僕自身はあまり詳しくはないのですが、英語で最近流行りの言葉としては、マインドフルネスという言葉があるのですが。やはり、そのマインドフルネス。身体の隅々まで、自分の意識がスピリットが。マインドが生き届いた状態というのは、本当に気持ちが良い状態です。そして、良く勘違いをしてしまって、短絡的になり、身体の中で快楽物質を出せば良いということで、薬だとかそのお酒だとか、タバコだとか。そういった短絡的な、一時的な快楽に溺れてしまう方がいるのですが。それは、自分自身の主導権を誰かに与えて、占領されてしまう。負けを認めた状態。それというのは、肉体的には気持ちが良いかもしれないのですけれども、心は全く気持ち良くなくて、どんどんどんどんと心が犯されていく。そうすることで、結局は人間が終わっていくということになります。

 それに近い状態というのは、やはりその精神科で出される薬にも近い、睡眠薬とかそういった薬にも近い医者が出す。私たちが、僕たちが出している薬にも近いのですけれども 。例えば、病気というのは非常に苦しいですから。そういった苦しさは一時的に、そういった身体の痛みというのを、一時的に遮断して。その間で、自分自身のマインドを、身体に行き渡せるように、身体を治療していくということ、そんな戦略ならオーケーだと思います。

 そういった使い方でお薬を使う、一時的な自分自身を持ちこたえるために使うのなら良いのですが、何十年と睡眠薬を飲んでいるとか、何十年と抗生心理薬を飲んでいる人というのは、徐々にやはり、逆に心がやはり病んできて、人間として誰かに乗っ取られた状態になってしまいますので。そこのところの気持ち良さというのを、厳密に分けていかなければいけないと思います。

 僕が目指す気持ちよさというのは、マインドフルネスな状態。身体の隅々まで意識が生き届き、そして、はっきりと目覚めた状態。台本に乗っ取られることではなくて、自分自身で自分の身体を操っている状態。そういう状態を目指していくと、やはり色々な滞りはなくなってくると、流れができてきますから。呼吸するだけで気持ちが良いという状態になってくるのだと思います。今日は、気持ちよさに関して、向かう方向性に関して、厳密に分けなくてはいけない、気持ち良さの種類があるというお話をさせていただきました。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
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