こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成28年7月8日の金曜日です。
先日から子供さんと診察さしていただく中でいろんな気づきがあるということをお話させていただきましたけども、頭が痛いという問題を抱えて来てる患者さんで、それを良くしていくために、昨日ちょっとお話させていただいたのは、自分自身で自分の体を良くしていくっていう気持ちを持つということ。後は、現実社会でサバイバルしていく中で、自分自身は学校の中でと違って、分からないことがあってもそれは全てカンニングできるということ。分かんないことがあったら誰かに聞いて自分の能力を広げていくことができるんだ。だから頭痛を治したくて、頭痛を治したいのであれば、頭痛を治す方法が分かってる人に聞いてみるという行動をとっていく。偏頭痛が治った方の話を聞いてみるという行動をとっていくということが非常に大事ですよということをお話させていただきました。
で、カンニングできるということに関して昨日お話させていただいたのですが、一番の自分の結果は自分で主体的にやっていくということを子供さんにお伝えさせていきたいと思ってはいたのですが、まあこれどういう点でブロックになってるのかなと思った時に、一つの質問をした時に、先日も少しお話しましたけれども、結局じゃあどういう状態になりたいのって言った時に、今その子供さんは頭が痛くて月に何回か学校を休んでしまっているのですけれども。それで痛いな痛いなと悩んでいるのですが、じゃあ今後結局どうなりたいのというふうな質問を投げかけた時に、その子供さんは、えーどうなりたいの、ただ今の頭痛をなくしたいとはボソッと言ったのですけれども、どうなりたいのと言われた時に、頭の中でなりたい自分があまり想像できてなかった。
例えば、ひと月の中で頭痛で学校を休むことがないような自分、頭が痛くて学校生活の中でつらい思いをしないような、すごく快適な体が軽くて部活も勉強も楽しくできるような生き生きとした自分というような。そういった、どういった状態になりたいのというような希望が持ってなかったというのは、つまり自分はこうなりたいという具体的な自分自身のイメージを持ててなかったというのは、その頭痛が改善しない上ですごく大事な要素になってるのかなと。
これは大人に関しても、僕自身もそうですけど、何かいえるのかなと思います。漠然と貧乏だからお金持ちになりたいなと漠然と思っていても、じゃあどういうふうなお金持ちになりたいのと言われると、意外に具体的に頭の中に描けてないというところがあります。で、目標を達成していく上で頭の中のイメージが具体的なものであればあるほど、考えが具体的でさらに自分の感覚がむしろ想像の中で匂いとか痛みとか体の感触とか、そういったものが具体的なものであればあるほど、またそれが言語化して言葉になればなるほど実現がしやすいのじゃないかなというふうに自分自身は思いますので。
まず、何か問題を抱えていた時に、その問題を解決できずに行き詰っていた時に、じゃあ自分自身はどういう状態になりたいのかというのを冷静にさしてもらって考えて、そういった具体的に自分を想像して書き出してみるということの作業をしていくと一ついいのかなと。特に悩みで苦しんでて、その悩みで苦しんでることだけで終わっちゃってるところがあるので、まあそういったこと、イメージが持ててないので問題が解決していかない。結果としてどういう状態になりたいかイメージを持てていないので問題が解決していけてないということを、その子供さんからちょっと勉強させていただいた気がするので今日ちょっとお話させていただきました。
ちょっと今変えたい自分がいる、頭痛治したい自分がいるという時に、どういうふうな自分自身の状態になりたいのかということを具体的に明確にイメージしていくことが状態を良くしていく上ですごく大事ですよ、ということを今日はお話させていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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