こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成27年11月29日の日曜日です。
先日、自分の感情を大切にしていく、そうすれば人生の道が拓けていくというお話をさせていただいて、守られているものがあると、その感情というのはわかりにくいですよ、というふうなことをお話させていただきました。
特に我慢してきた方のスタッフのお話もさせていただいて、その方というのは、自分自身がこう思いたい、こう感じたい、自分が望む感情が自分の感情だと思い込ませてきた、自分の本当の感情というのに全く気づけてない状態にしてるということをお話させていただきました。
気づくようにして、いろいろ作業していただいてる、と。現実世界の中で、自分の本当の気持ちって、どういうふうにわかってくるのかなということなんですけれども、僕自身の経験では、一昨日ぐらいにお話させていただいたかと思うんですが、中高時代に自分は医者になりたくて勉強して、医学部入るためには中高のクラスで上の方の成績を維持していかなきゃいけないなと思って、勉強を頑張ってたわけですけれども、勉強自体がそこまで好きじゃなかったし、本当に医者になるということが本当の自分の感情でなかった可能性もあるので、やはり勉強に向かう際もダラダラしてしまってたり、記憶する際もテストする間際まで、なかなか暗記することができなかったり、やはり勉強に対して苦痛というような思い出しかないです。
本当に好きだったら、勉強することというのは、すごい楽しいはずなんですけれども、今思えば苦痛しかなくて、苦痛の中で頑張った割には成績はそんなにあがらなくて、ということを経験したことはあります。
医者になってからも、先輩が教えてくださること、教科書に書いてあることというのは、必死で勉強して身につけて、こうありたい自分になるように頑張ってきたつもりではありますが、やはり脳外科医としてなんとなく頑張ってる中で突き抜けることというのは、いまいち気持ち的にできなかった。
やはりどこか足かせを引きながら、自分は仕事と向き合ってた部分があるということを、今になって気づくんですけれども、それは憧れの自分、例えば憧れてたブラックジャックみたいなかっこいい外科医になるんだっていう、本当に自分がなりたい自分というような気持ち、それが本当の自分の感情だと思い込ませることによって日々生活してたので、本当になりたい自分自身、こうありたい自分自身というのを見つめる努力はしてなかったのかなというふうなことは、今になってみれば思います。
じゃあ本当に自分が望む自分というのは、どういうときにわかるんだということなんですが、僕自身の経験からすると、やはり勉強してもテストの点があがらなかったり、10年近く医者あるいは脳外科で頑張ってきても、いまいち突き抜けることができなかったということ。
何か壁にぶつかったときというのは、やはり本当に自分自身が望む方向性じゃないのかなということを見直す、いいチャンスなのかなと思います。
あとは、本当に自分が望むものと、自分がこうありたい自分とズレていればいるほど、本当の自分自身というのは矛盾を感じますので、矛盾を感じたらやはりそれは体の反応として出てきて、ストレスとして身体が辛い思いをしてきますので、何か不健康な身体になりやすいですし、病気として発症するということもあります。
本当に自分がこうありたいという方向性に向かっているのであれば、僕自身は体の調和もとれてるし心の調和もとれてるし、すごく健康的な自分自身であるんだけれども、本当の自分自身に向かってないということをみなすきっかけとしては、頭痛とか目眩とか体の症状が出たとき、あるいは自分が望む結果に頑張ってもなりにくかったとき、挫折をしたとき、他の周りの人といろいろトラブルがあったとき、すぐ周りの人と喧嘩になっちゃったりするとき、いろんな物事がうまくいかないとき、病気になるときというのは、本当の自分が望む方向性に向かってない可能性があるので、そういったときに自分自身の本当の気持ちというのを、少しずつ感情というのを大切にしていくと、自分がなりたいことというのは、自分自身がなれていくのかなと思います。
ただ、本当に自分自身がなりたい自分を見出していくときに、自分が今の現状でこういうふうなことを思う自分になりたいという自分がいたとき、その自分の理想像の自分の感情というのを捨てるというのは結構大変な作業なので勇気がいるんですけれども、そういった感情を少しずつでも捨てるというか外していくという訓練をしていくと、本当の自分自身、本当にこれって自分が望むものなのかなと見直す習慣をつけていくといいのかな、と。
僕も、ブラックジャックみたいなかっこいい外科医になるというのが夢でしたし、そうなりたいと思ってました。
けども、そういった自分を開業する上で外すというのは、すごく勇気がいることで辛いことで、今でも夢に出てくることもありますけれども、やはり自分が思い込んでしまってる自分がなりたい自分像というのは、少しずつ外していくと自分の本当になりたい気持ち、感情というのがあらわになってくるのかなと。
勇気がいる作業ですけれども、ひとつひとつそういった自分の思い込みというのを捨てて進んでいくと、心身ともに調和がとれた人生、一日一日過ごしていけるのかなというふうなことを最近感じています。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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