こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成21年の6月22日の月曜日です。当院では、身体の健康を考えていく上で、ずっと心の状態というものを、非常に大切にしています。
心と身体というのは、密接に繋がっているのですが。こういった都会に住んでいると、意外にその心のことは忘れて、あまり気にせずに普段の生活を淡々とされている方が多いのかなという印象を受けます。それで、心からのちょっと、心がおかしくなってきてますよというアピールが、色々な形で身体にでてきます。
例えば、肌の状態だったり、体重が増えてしまったり。体重が減ってしまったりとか。頭痛がしてしまったり、めまいがしたり。そういった色々な形で身体から、アピールがでてくるのですけれども。それが、どこが悪いのかというのはあまり意識できずに、対処療法だけで繰り返していくうちに、段々段々と心がおかしくなってしまって、うつ状態になってしまったり。あるいは別に、身体的にも病気に繋がってしまったりするというパターンもあるのですけれども。
健康を考えていく上では、身体のことも考えていくということは、重要ですけれども。ちょっと心というのを、意識するということも必要かなと思います。あまりどうこうしなければいけないということではないのですが。
例えば、その気付くというだけでも、かなり大きな違いがあります。車の運転をされている時に、高速道路で車が他にいない時に、スピードメーターを見ずに走っていると、知らない間に、すごいスピードがでてしまっていたり。あるいは逆に、スピードがすごい遅くなってしまったり。自分の感覚と、全然ずれている時があるのですけれども。
やはり時々、スピードメーターをチェックするという癖をつけていると、見るだけでも、ある程度、安定したスピードで走行できるというのがあります。また、ちょっと運転をする時に、ちょくちょくやはりセンターラインがあるということで、まっすぐ進めるという要素があるのですが。どうこうするというわけではないのですが。ただ見るというだけでも、非常に大きな意味を持ちます。
そういった意味で、毎日、毎日、その心のことを、ある程度、忘れてこられている方がいるという印象を客観的に受けるので。そのことに、ちょっと気づくだけでも、全然違うのかなという感じがします。夜、寝る前に、今日の心の感情はどういう形だったのかなというのを、ちょっと思い出す。楽しかったかな、嬉しかったかな。ちょっと落ち込んでしまっていたら、あの仕事が面倒くさかったかなとか。
どうこうと評価をつけずに、ちょっとそういった気持ちを感じる時間を少し作ってみるというのは、行き帰りの電車の中でも、ちょっと良いのかなと思っています。もっと言えば、そういった感情を書き留めておくということは、必要かなと思います。結局は、やはりそのお金を儲けたり、何か成し遂げるために色々な仕事をしたり。子どもを育てるために、色々なことをやったり。目的に向けてやっているのですが。
僕たちって、やはりその目的としては、心の満足感を得るというのが、最終的な人生の中で一番、根本的な目的にしているのかな。楽しい時間や満足ができる時間を過ごす。満足して過ごす時間を過ごすというのが、一番重要なのかなと思うのですけれども。
ということは、一番やはり人生で、僕自身が一番大切にしていたいのは、心の状態ということがあるのですけれども。そのことというのは、ある程度、押さえつけて忘れて、目的だけに絞って生活されている方が、ある部分、僕もそうですし。そうありがちなので。ちょっとその1日、1回か2回は思い出してみるということをすると、ちょっと身体と心のバランスが、少し取れてくる。そういった気づきになってくるのではないかなという話でした。
今日は、1日1回でも2回でも、ちょっとご自身の心の状態をチェックする。感じるという時間を、作ってみてはいかがでしょうかという話でした。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘