こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28年の5月18日水曜日です。当院は脳神経外科ですけども、僕自身は精神科ではないので、気持ちの専門家というか、精神状態の治療の専門家ではないですけども、肉体と精神はくっついてますから、頭痛とか偏頭痛、目眩で病気で悩んでらっしゃる方っていうのは、いろいろ気持ち的にも追い込まれて、少し病んでしまってる場合もあります。その中でうつ病とかってよく巷で言われるんですけども、うつ病と診断されて、いろいろもがきながら、うつ病よくしていこうとしていく。その中で、あるひとつのことが自分にとってすごく有意義でやりがいがあって、たのしいっていうことを見つける。
そうすることで、精神状態が良くなってくると、例えば、自分自身はこれしかないんだと思って、これをやっていれば、どんどん元気になってくるし、これやるしかないんだと思って、俺はこれで病気を克服したんだっていう思い込みで、何かそれにこだわってらっしゃる方っていうのはよくいます。特にいろいろストレスがかかるお仕事だったり、会社でいろいろストレスがかかって、副業的に何か株やデイトレードみたいなのをして、デイトレードまだやってて、少し儲かって、自分の理論があったときにすごい快感を覚えて、それを知り合いに話すと、自分が先生みたいに思われて居心地の良さを感じる。僕自身はこれしかないんだと思って、会社の仕事をないがしろにして、デイトレードとか長期的なギャンブル性の強い投資に没頭してしまっていくっていうパターンを見かけることがあるんですけども、例えば、それ以外の事例に関しても、すごい気持ちが落ち込んでて、男性であれば女性の人にやさしくしてもらって、その人に恋心が芽生えてしまって、その人好きになってしまって、俺はこの女性しかいないんだって思って、この女性と一緒にいると元気になっていく、この女性が人生の全てだっていうふうに思ってしまったりする。
いずれにしても、病気かどうかっていうこと、病気を克服するってことは、自分自身が病気ってことを自覚するってことがひとつポイントになってくるんですけども、世の中自分が生きてく道、生きてく居場所っていうのは、まずここしかないんだこれしかないんだって思った時点で、やはり心がある程度追い込まれて病んでるっていう自覚は必要かなと思います。そういった自覚してるんであれば、ここは勝負時だから背水の陣でこれしかないんだと思ってやっていくっていう気持ちはいいんですけども、これをできなかったら、もう世の中全ておしまいだ、自分の人生おしまいだ、っていうふうに妙な考え方っていうのは、それ自体がうつ病というか、病んでる証拠だっていうことをまずは自覚した上で、現実のいろんなことに対応していっていただけたらと思います。この人がいるから、この仕事があるから、私は病気は治ってるんだっていうのは大きな勘違いで、病気は治ってないので、その仕事とかその人物に自分自身が依存しちゃってるだけであって、それで、見た目、精神状態、肉体が良くなっていきてるっていうふうに感じてるだけであって、その状態自体は不自然な状態ですから、そのことをまず認識されると危うい状態から、危うい状態っていうのをまず自覚されて、脱却できるのかなっていうふうに昨日そういった方に触れて思いました。
今日は以上です。
相武台脳神経外科
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