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当院の未来を示す言葉。当院5年の歩み9

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28年11月8日の火曜日です。
このシリーズでは当院が開業させていただいて5年半、今までの歩みを振り返ることで、今後の方向性を整理していきたい、皆さんとシェアしていきたいと思いましてお話させていただいてます。
前回までいろいろごたごたはありましたけども何とか出港することができて、そして自分自身の軸を中心に毎日毎日患者さんと向き合わせていただいて、診察させていただいている中で、自分もどんどん成長していく。そして自分が成長していったことを主にインターネットを使い発信させていただく中で、その発信内容に共感していただいた方が患者さんとして来ていただけるという部分と、もう一つは発信内容を見た人の反応などで、うちのスタッフや僕自身の周りの近い人というのがまた影響を受けて、そしてらせん状にチーム全体が成長していくと。
まず僕自身の直感に従ってどんどん成長していくということ。この成長というのは、なかなか近い人には理解しがたいというか、僕自身に近い人は成長する前の僕自身と付き合っていた、成長する前の僕自身を期待して関係性を持っていた人が、成長するということはやっぱり変わるということですから、そうするとやっぱり違和感を感じるということになるんですが。
まあ自己を持って成長していった時に、自分が発信していく内容を世の中に発信していく中で、その発信内容が世の中の人に受け入れられるということを僕自身の近い周りの人が知った時に、改めて、今まで付き合ってきた人物とちょっと変わったけどもいい方向に成長したんだなというのが確かめられて、その周りの人もそういうふうなことを学んでいく。
こういうことが僕だけじゃなくて、周りのスタッフや看護士さん、スタッフや患者さんを含めて一人一人がどんどんどんどん変わっていって、それに繋がるように周りもどんどん成長していくことが堆積に起こってくると、すごく爆発的に変化ができるようなチームになっていくのかなというのは感じてました。
ただ診察させていただく中で一人一人の患者さんに対して本質的なことをお話させていただこうとすればするほど、地味なことであったり、面白くないことであったり、耳が痛いことであったり、聞きたくないことであったりするわけなんですが。自分の信念だからといって来た患者さんに、やっぱりそういった拒絶反応される方に対して無理やりそういう言葉ばっかりを押し付けていくというのは、やっぱりあるところで壁を感じていたんですが、その部分をどうやってせっかく来られた方にお伝えさせていただけたらなというのをずっと悩んではいたんですけども、まあそれが一つの大きな壁であったんですが。
いろいろ悩んで、自分自身もいろいろ試させていただいたり、いろんな人にお話を聞く中で、一つ数カ月前から文学の勉強会が趣味で、昔の文学を読む会みたいなちょっと哲学的な会というのを数人での勉強会というのを、若松英輔さんという哲学者というんですか本を書く著者の方が主催されてたんですが、その方の勉強会に参加させていただいた時に、一つの言葉に出合わさせていただきました。で、僕自身が進むべき道はこれなんだなという言葉を受けたのでご紹介させていただきたいのですが、「人は癒されて初めて傷ついていることを知る」という言葉をいただきました。
まあ、頭を使って体の声を聞き続けてみましょう、そうすれば健康への道が開けますよということを伝えるということは大切なことだと思うのですが、でもやっぱり本質的なことであればあるほど実感をともなっていないと、大切ということは分かるけどなんだかなという。それが一番いいと思うんですけどというふうな感じで、なかなか通常受け入れられるものじゃないのですが、まあ人間というのは体感するとすごくそれに対して心が動くので、やっぱりそっち方向に当院もいったほうがお伝えしやすいのかなというのを感じて。
まあずっと5年間当院させていただいて、すごい苦しんでこられて、不安でこられて、画像、MRIとか検査して問題ないですよとお話させていただいて。じゃあ何が問題かなということで、体の緊張とかというのを画像から見てお話させていただいて、そしてそれを緩ますことを一通り一回やっていただきます。でその一通りやっていただいた後、すごい気持ち良かったということを患者さんから受けるんですが、まあ僕らから思うのは、気持ち良かったというよりも、リハビリをする前が気持ち悪かった状態で、通常日常生活されていく中で気持ち悪かった状態に慣れちゃっているというところ、体がつらい状態に慣れちゃってるというところが病気に気づかない大きな要因になってきますので、力を緩ませて通常どおりやったことで気持ち良かったなというのは、良くなったわけじゃなくてご自身の元の状態に戻っただけであって。元々病院に来られる前というのはすごく状態が悪かったんだなというのを、力を緩めて初めて知るという体験を患者さんがされているのを見るのを続けて、やっぱり当院の場というのをどんどんいい状態にしていって、ここに来てちょっと体が楽になることを体験されて、そのことで来る前は相当私頑張りすぎてて疲れてて体も(8:19くずれ)かけちゃって、傷ついてたんだなというのを自覚できれば、体に対して少しずつ目がいくということをしていただけるのかなというふうなことを思いましたので。
今後、当院のある意味方向性を示す言葉だと思うのですが、やっぱり当院というのは患者さんが来て癒される場にしていって、自分自身が傷ついていることを知る、という場にしていきたいなというのをこの勉強会を通して分かりました。
脳卒中とか心筋梗塞という病気というのは、病気自体は突然起こるように、今まで働いている人が突然脳出血が起こるように思われるかもしれないですけど、それは突然というわけではなくて、体の不調というのはずっと本当いうと体は言ってくれてたんですけども、それを抑えて抑えて仕事を頑張ってこられているうちに、だんだん体の不調に気づけなくなって、それが極まって病気という形ででてしまう。これは脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、がんも含めてそうだと思うのですが、認知症もそうだと思います。なのでまずご自身が傷付いている、大変だなと体が思いかけているんだなということを気づく場にしていく、体感されていくということがうちのクリニックの方向性かなというのを思って。
この言葉に出会った時に僕はすごく楽になって、ずっと診察室で言葉を伝えることをずっと一生懸命5年間頑張ってきたんですけども、やっぱり言葉というよりも体験を伝えていくことができれば、その上に説明が乗せることができればということで、まあそういった方向性を軸に今後当院はやっていきたいなと思っています。
明日以降、当院の新しいプロジェクトなどもお話させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今日は以上です。

相武台脳神経外科
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