こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成28年12月12日の月曜日です。
人間の脳の機能が、実際の能力よりも落ちてる状態になってることが、よく起こりうるということをお話させていただいてます。
その原因のひとつとして、活動が過敏になって必要ない脳細胞が電気信号を発している、休まってない状態というのが続いていて、脳の中の脳細胞が騒音状態になっていて、今能力を発揮しなきゃいけない神経回路が、電気信号を発しても、その騒音状態のために電気信号が打ち消されちゃって、それによって脳からの指令がいきにくいという現象、これが脳の指令ノイズと言われるものなんですけれども、ノイズがあることで実際の能力よりも落ちてるということを、先日からお話させていただいてます。
ノイズによって、例えば脳卒中、脳出血、脳梗塞なられた方が、ノイズによって本当はそこの脳梗塞になった部位だけでは、右手が完全に動かなくなるという状況にはならないにも関わらず、そのノイズによって指令が行き渡らずに右手が動かない状況が続いていくとどういうことになっていくか。
これが悪循環の入り口になってしまうんですが、脳はもうひとつの性質があって、不使用の学習というふうなことをよくいわれます。不使用の学習というのは、使わない状態がずっと続くと、それを脳はこの回路は必要ないものだというふうに学習して、その回路をなくしていくということを脳はするようです。そのために、ノイズがある程度落ち着いて実際電気信号を発すれば、手が動くようなことになったとしても、不使用の学習によって脳の回路の機能がほとんどなくなってしまっているので、実際また脳が麻痺した状態が続いていくということになります。
脳の機能を実際よりも低下させている要因のひとつとして、ノイズと不使用の学習という部分があるんですが、このノイズにしても不使用の学習にしても、脳の病気、脳卒中や脳腫瘍や、脳がダメージや怪我や脳挫傷などで受けた場合など、脳が損傷を受けた場合だけではなくて、健康に日常生活を送られている方で、都会生活をされている方でも起きうることでありますし、起きてることじゃないかなと思います。
なので、その辺りのノイズをおさめて、ある程度不使用の学習に対して、ひとつのアプローチをしていけば、脳の機能は劇的によくなっていくというお話を今後どこかの段階でさせていただけたらなと思いますので、ひとつ脳の状態というのは、本当の能力よりも2つの要因によって押さえつけらえているというか、機能が実際よりは低下している状態にある可能性があるということをひとつ抑えるだけで、ご自身の体に対する見方ということも変わってくるのかなと思って、今日は情報をシェアさせていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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