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科学(医学)は真実の「影」であることを認識する。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年1月25日の水曜日です。
先日体の感覚を取っていくときに、健康への考え方というのは、そもそも結論ありきで僕は進めている部分もあるというお話をさせていただいたんですが、ひとつ僕自身は医者として医学という科学のひとつの分野に関わらせていただいてるんですが、生活していく中で現実社会と触れ合っている人の体、そこには真実があるわけですけれども、その真実を理解していく上で、科学という手段を使っていく、医学という手段を使っていくんですが、そもそも科学ということを取り間違えちゃうと大きな問題になってしまうんですが、結論ありきという話からすると、実際は科学というのも、僕自身は結論ありきだと思います。
科学というのは、どういうスタンスかというと、歴史を見ると何かこういう説だとか、こういう理論だとか発見するっていう方がいるんですが、それはどういうふうに発見されてるかというと、その理論が自分自身もしかしたらこの世の中に、こういう法則、こういう理論があるんじゃないかなっていうことを考えたときに、まずはそういった理論というのを結論として頭に思い浮かべる。
それを証明できたときに科学として成り立つというのが科学の性質であって、自然世界の法則というのは、そもそもインスピレーションとして思い浮かべなければ、科学のひとつとして成り立たないというわけで、よく科学がひとつ進歩する中で、同じ発見を全然違う国の人が同じ時期にしてるということはよくありますけれども、そういうインスピレーションというのは、同時発生的に起こることがあるとも言われてますが、どういう順番で科学が進歩しているかというと、まずは仮説があって、仮説を思い浮かべて、仮説を思いついて、それに対して証明していくというのが科学。
仮説の証明が成り立ったときに、やっぱりそうだったんだなということがわかるんですが、そこで落とし穴になっちゃいけないのは、仮説が立証されたからといって、仮説というのは真実ではないということを絶えず踏まえなければいけないと思います。仮説はある条件下のもとで、証明すると証明が成り立ったというだけであって、自然の世界というか、現実社会においては、その条件下というのは、刻一刻と変わりますし、どんどん変わっていくので、ひとつ科学的にわかってることというのは、真実の世界のひとつの切り取りというか、影であるというスタンスのことをわかってないと、すごく大きな落とし穴にはまってしまうので、科学そのものが真実であり絶対であるというふうに思ってしまうと、影を見てそれが真実だと思ってしまうほど、大きな間違いを起こすことがあるので、本当の真実というのは科学ではない、科学で証明されたことではない。
科学で証明されたことは、本当の真実のある一定条件下で証明がなされたものに過ぎないわけであって、そこは真実ではないということを絶えず思い浮かべないと、今そういったことを誤解しているがために、とても大きな矛盾が医療業界で、医学というのは科学ですけれども、その科学を利用して現実の人間の体と向き合っていくのが医療ですけれども、その医学というのを真実の影の部分を心理だと、絶対だというふうに踏まえてしまうと、現場の医療というのは、とても大きな落とし穴に入ってしまっているし、莫大な不必要な医療費が大きくかさんでくるという状況もあると思うので、具体例というのを明日以降少し出していきたいなと思います。今日は以上です。

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