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飽食なのに栄養失調の理由1

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年6月17日の土曜日です。
最近よく、西洋医学がじょじょに行き詰まっていて、東洋医学も少し見直されているというふうなことが言われてますけれども、人間部分的に見ている状況から、ちょっと全体的に見るという思考も取り入れていこうということだと思います。
栄養に関しても、例えば採血して、この栄養素が足りないから、これを補充しよう。緊急の場合は、そういう状態でいいんだと思うんですが、ただ人間が本当に生命力を上げていく上で、栄養素を見て、それが足りないから補充する、足りないから補充しても、あまり生命力は上がっていかないっていうような感じは、診察していて受けます。
というのも、人間が生きているということは、実は人体というのは、人間だけじゃなくて、他の生物と共同体で生きているんだというイメージが必要かなと最近ちょっと思ってます。
というのも、見た目、人間の体の中に、自分自身の外の部分というのがあって、それが口から食道、胃があって小腸、大腸、直腸、便がでるという、この空洞の間は、自分の体の本当の意味での体の中じゃなくて外側になるんですが、その腸管の中には、多くの腸内細菌というのが重要な役割を果たしています。
腸内細菌というのが、細菌類がいろんな人間にとって不都合なアンモニアだったり、窒素化合物をアミノ酸に変えて吸収するという働きも見直されてきていて、例えば昔の日本人というのは、それほど動物性タンパク質を取っていなかったにも関わらず、筋肉が強くて飛脚とかが関東地方から北陸の方で、数日でバーっといってしまうような体力があったりしたというのは、実は肉をいっぱい食べてたというよりも、腸内細菌がすごい強かったから、調和してたからじゃないかなということを考えてる文献もありますし、僕も最近そうじゃないかなというふうに感じています。
というのも、今都会に住んでる方たちの多くは、栄養不足ということを言われていますけれども、すごく食材はたくさんあるのに、栄養不足なのはなんでかなというと、栄養を取ってもうまいこと体に吸収する能力というのが、ちょっと欠けてきてるんだと思います。
欠けてきてる理由というのが、ひとつは子供の頃あまり泥遊びしなかったり、お腹の中の腸内細菌の環境が悪い。便秘だとか下痢だとかに悩まされてる方を見ますけれども、そういった方たちはいっぱい食べてもあまり吸収できない状況になるので、イメージとしては、栄養不足だからいっぱい食べようということをまず始めるよりも、まずはご自身の腸内環境を整えるにはどうしたらいいかなっていうことを始めていくと、基本的な部分が整っていくのかなと。
受け入れ体制がうまくできてなくて、栄養にいいものだからいっぱい食べようと思っても、ただただ流れていってしまうし、あまり吸収できないものばかりになってしまうと、こんなの無理だよと言って、逆にアレルギー反応をしめしちゃうような感じになってしまって、アレルギー体質になっちゃったりとかっていうこともありますので、どんどん悪循環になってしまうので、僕自身は体の調子が悪い、生命力を1回あげようっていう場合には、まずは腸内細菌を整えていく、腸内環境を整えていくっていうことが、ひとつキーポイントになってくるような気がしますので、こういった情報で自分自身で、いい情報がありましたらシェアしていきたいと思います。今日は以上です。

相武台脳神経外科
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