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人類過去2000年のなかで、現代の都会における生活の特殊性を意識する。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年7月20日の木曜日です。
今日から診療をまた再開させていただくんですけれども、当院に来院されてる患者さんは自律神経系が狂って症状として訴えられてる方が多いような感じを受けます。
一般的に人間も生物なので、もともと日本人は、他の国の人もそうだと思うんですけれども、三世代ぐらい遡ると、今よりもかなり自然的なストレスを受けながら生きてきたと思います。
温度、寒暖の差だったり、虫、ばい菌、感染症だったり、いろんなストレスがあるんだと思うんですけれども、そのストレスというのは逆に人間の自律神経を日々鍛えますので、例えば夏はクーラーがあって、冬は暖房があってっていうことを考えるだけでも、大分体は楽でいいなと思われるかもしれないですが、それが小さい頃はずっと続いてると、やっぱり昔の人と比べると自律神経系は弱ってくるというのは、普通に考えると否めないと思います。
生物というのは、ある程度ストレスを受けることによって、打ち勝とうとする、逆に生命エネルギーになってくるような傾向もありますので、逆に何のストレスもなくなってくると、そこ頑張らなくていいんだと思って自律神経系が弱ってくる。
そうすると、ちょっとしたことで熱中症になりやすかったり、人的なストレスがかかってくると血圧が高くなって、血管が痛んで病気に繋がってくる。
病気に繋がって、脳梗塞、心筋梗塞、認知症になるにはなるんだけど、医学が発達しちゃってるので死ねないという、ポックリはいけない状況が今の現状じゃないかなと思います。
今更急に家を茅葺にして、自然的な生活をしろっていうわけじゃないですけれども、ある程度都会の生活をしてると、自分にしても子供にしても家族にしても、自律神経系が弱ってくるんだという意識をもっていただいて、そういう意識をもって、そんなにしんどくないときは、ちょっと自律神経を手入れするというか鍛えてあげるっていうことも、今の時代で健康的に生きていくには便利なだけに必要じゃないかなと思います。
いろんなものが便利になったからそれで全てOKじゃなくて、便利になったらそれで人間として失ったものっていうのもあるわけで、それを補って自分の生きたい人生を生きていくということが必要じゃないかなと思うし、東京や大阪や僕が住んでる神奈川、都会での生活というのは、人類が何世代にも渡って生きてきた生活ではないということをまず意識しないといけないと思います。
今のような生活というのは、二世代、三世代遡ると、劇的に違った生活を都会であってもしてるわけで、そこらへんを意識しながら今の生活は普通じゃないんだと思って、体と向き合っていきたいなと思っています。今日は以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、相模原、海老名、厚木

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