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その症状は、一生治りません。付き合っていくしかないですね。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年8月25日の金曜日です。
診察させていただいて、よく耳鳴りがあったりとかして、「これはもう一生治らないから付き合えって言われたんですよ」とか「老化だから諦めなさいっていうふうに言われました」っていうことを、患者さんから伺います。
そういうことを聞いたときに僕自身が思うことがあって、そもそも2つ前提がある。現実的にやっぱり病院とか医療機関って、診察した際に治る治らないという話になってくると、医者が治せるものでなければ治らないという話になってしまうということなんですけれども、基本的に人間は生物なので医者が治せなくても自分自身で治していける部分は必ず多いですし、ほとんどのところはその部分が大きいと思います。
まずその前提を踏まえていただいて、特に人間というのは機械じゃないので、何か悪いところがあったら部品を交換して治った、やったーというふうなイメージで病気を捉えていただくというよりも、人間というのは全部の部品が繋がっていて、しかもそれらが相互作用しているので、ひとつが悪いからといって、悪いときには他の部分にも影響していますし、他の部分が元気そうに見えても、そういうひとつ悪いところがあるっていうことは、それから悪影響を受けている、繋がっているということだと思います。
なので、僕自身の考えは、部品を交換するというイメージよりも、何か悪いところがあった場合、例えば耳鳴りがあった場合、全部人間に体は繋がってるわけですから、耳鳴りを治そう治そうとせずに、自分の体をできるだけいい状態、健康な状態、例えば関係ないようですけれども、肩こりとか首のコリがすごい強いようであれば、日々それを弛ますような習慣をしていく、体の状態を良くしていくということを気にかけていく中で、日々体と向き合っていく中で、じょじょに不快な症状というのが完全になくならないまでも、だんだんバランスがとれてくるというか、嫌な状態ではなくなってくるっていうことがあるし、患者さんご本人からすると、望みとしては嫌な状態がなくなることが望みだと思うので、そういうことでいえば目標を達成できるのかなっていうのはあります。
なので、何か嫌な症状があるときに、病気じゃないから付き合っていくしかないとかって投げ出さずに、やっぱりひとつの体全体で見れば、体からの「ちょっと悪いところありますよ」っていうひとつのサインなので、はっきりとした原因がこれってわからなかったとしても、自分の体をいい状態に磨いていくっていう姿勢を続けていく中で、そういった嫌な症状というのはご自身にとって不快でない状態になってくるということが僕自身は感じます。
なので、不快な症状があるっていうときでも、できるだけ諦めずにしっかり体と向き合っていい状態に保っていくということをやっていきましょう、というふうに診察室ではお話させていただいてます。今日は以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、相模原、海老名、相模大野、町田

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