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アクセスを良くした観光地が廃れる理由(頭痛 耳鳴り 厚木 相模大野 町田 海老名)

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  こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の5月4日の月曜日です。今日は、ゴールデンウィーク中で休診日なので、以前にお話しをさせて頂いたように、休みの日はできるだけ自然と向き合う時間を大切にさせて頂いてますので。今日は、長野県の上高地まで足を延ばして、お邪魔しています。

 実は上高地は、車の乗り入れが禁止されているのですけれども。すごく、アクセスとしては大変厳しい場所にあります。そして、日本の観光地の中で、すごく間違ってしまっていることが、昔はどういう方向性に皆いっていたのかと言うと、やはりどんどんどんどんと来やすくするとか。大型の宿泊施設があって、宿泊費を安くするとか。アクセスを簡単に、値段を安くするということがあったのですけれども。

 今は、そういうことを追求している地域の観光地では、軒並み観光客の数が減っています。それとは逆に、アクセスが悪くて色々と不便なのですけれども。観光客や宿泊客の数が増えている観光地は、意外に多いです。

 それは、何が違うのかというと、今の観光地の中で、観光客の数が増えている観光地というのは、上高地もそうですけれども。そこの観光地の、本来のあり方というか。本来、一番良いものは何かというのを追求していて。その在り方を輝かせるために、どういうことが良いのかという手段を、考えてこられた観光地というのは、今は大変伸びています。

 上高地というのは、今は大変伸びています。上高地にしましても、やはりここの大自然が一番大切であって。それを守って、人とどう向き合っていくのかということを考えていった末に、やはりその車の乗り入れ禁止という、策になっていって。

 結果としては、やはりそこの自然が美しく保たれていて。みんなの心を惹きつけ、観光客が増えているという高循環になっているのですが。手段に走ってしまうというか、アクセスを良くして、ホテルを良くして、値段を安くするという手段に走ってしまうと、結局はあり方がわからなくなってしまって、やり方を間違えてしまうという、良い例だと思います。

 人間の身体への向き合い方に関しても、やはりその医療という手段ばかりに走ってしまうと、何のために手術をするのか。なんの為に入院をするのか、何のために治療をするのかということが、結局は分からなくなってしまって。本末転倒みたいな話になりますので。

 僕自身も、今日ここに来て改めて思ったのですけれども。まず僕たちは、自分の健康とは何か。自分は、どういった状態が一番健康で、幸せな状態と感じるのかなというのを、まず考える。身体のあり方。自分自身の在り方というのがあって。その手段として、医療というのを考えていくと、色々な歪みというのが取れていくのではないかなと思いました。

 今日は、やはり手段とあり方というのを明確に区別して、まずは在り方というのを大切にしてきたところが、しっかりとその本来の輝きを輝かせているんだということを、実感できた体験をお話しさせて頂きました。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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