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「引き算の医療」が発展しない理由。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年6月5日の月曜日です。
人間の体が調子悪くなったときに、一般的に考えていただきたいんですけれども、人間の体っていろんな側面から見ることができると思います。いろんな要素、因子があって、それぞれが何かバランスが悪くなって体の状態が悪くなったと。体の状態が悪くなったときに、どういうことをしようかなというときに、何かお薬を飲むとか運動療法をやるとかいうことがあると思うんですが、バランスが悪いというのはそれぞれの要素が増え過ぎたり減り過ぎたりしていて、そこで一般診療の中で最近特に思うのが、それぞれの要素を足していくという行動というのはできているけども、意外に引くということはできてないのかなっていうのを、よく日常診療の中で感じます。
というのも、内科の先生と話してて仰ってたんですが、糖尿病の患者さんの治療をするにしても、なかなか血糖値のコントロールがつきませんね、運動療法してもいろいろつかないです。そういう方というのは、基本的にはご自身が本当に必要とする、糖質とかエネルギーよりも多めに普段から摂取してる場合があって、減らそう減らそうとしてもなかなか減らない。
多めにとってるところをコントロールするために、プラスインシュリン打って血糖値をある程度抑えていく。だけども、風邪引いたり調子悪くなってご飯食べなくなったら、食事を食べない状態になって、それでインシュリンを打つと低血糖になったりしていく。
そもそも、その方というのは、もともとご飯を食べ過ぎてる状態ですから、それを下げてあげれば多くの場合でインシュリンが要らなくなることがあるということを、日常診療の手応えの中から言われていました。
食べ過ぎてる状態で、さらに薬インシュリンでコントロールしようとするから、不安定な状態でさらにプラスして変えていこうとするので、すごく変動が大きくなってきてなかなかコントロールが難しい状況にどんどんハマっていってしまう。で、泥沼にハマってしまうというパターンがあって、最初意識してこれから日常診療の中で、特に僕自身が力入れていきたいなというのは、やっぱり足し算の医療というよりも引き算の医療というか、最初の段階で何か必要ないものを省いていくとか引いていく、無くしていくということをしていくと、自然に体のバランスがとれた状態に戻っていくんじゃないかなというふうに僕自身は感じていますが、現実的にそれは今すごく厳しいです。
ひとつは、その医療というのはあまりお金にならないので、なかなか世の中一般的に浸透しにくい。なかなか製薬会社さんとか、お金にならないのであまりそういうことを現実的に啓蒙しようとしないですし、さらにそういうことっていうのは、患者さんご本人の意識というのは、例えば治してくれというような意識であれば治っていかないので、自分自身で生活習慣を変えていくという主体的な生活習慣の改善というか、さらにはマイナスにしていくというのは、患者さんの強い協力、強い主体性が必要になってくる治療になってきますから、そこがすごく今一般の医療現場では、ハードルが高くしてる2つの要素だとは思うんですが、なんとかその壁を少しずつ取り払うために、今後もいろいろ試行錯誤していきながら頑張っていきたいなと思いますけども、今日お伝えしたかったのは、日常診療の中で医療ということが今行われてますけども、その医療のアンバランスさというか不自然さをどの部分、助長してしまっているのは、結局バランスをとるということはプラスにすることだけじゃないのにも関わらず、引き算の医療ということが今医療現場で極端に少ないからなんじゃないかなというのを僕自身は感じましたので、今日シェアさせていただきました。今日は以上です。

相武台脳神経外科
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