こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年7月10日の月曜日です。
昨日は午前中検査診療日をさせていただいて、午後から酸化する(00:23)、鉄でいえば錆びみたいな状態が細胞に起こってくると、体の調子が悪くなったり病気に至ったりするというひとつの指標があって、その指標を捉えることで体が病気に近い状態にいるのか、病状としても悪い状態にいるのか、それとも治療がうまくいってるのか、すごくいい西洋医学的な体の見方という側面が、今僕自身注目していますので、ちょっとずつ世の中的にも注目されてきてるんだと思うんですけれども、今後当院でもそういった検査なり評価をなるべくできるような形にしていきたいなというふうに、じょじょに考えてます。
今日の診察室延長戦ですけれども、昨日は現状にフォーカスし過ぎてしまって、全然未来へ歩けなくなってしまってる、動き出せなくなってしまってる人がいるという話をさせていただきました。
例えていうと、長いトンネルがあって出口が見えなくて途中で真っ暗になってきちゃって、真っ暗闇の恐怖に襲われて前にコツコツ歩いていけば出口はあるのに、その恐怖に襲われてしまってそこで足を止めてしまう。トンネルの暗闇の恐怖にフォーカスしてしまって、出口の方にいけなくなってしまっているという状況をお話しさせていただきました。
人生をよりよく生きる上で、今を生きなさいという言葉をよく聞きます。今を生きるということと、現状にフォーカスするというのはどういうことなのかなということです。
今を生きるというのは、トンネルでいえば今の状態、真っ暗闇で恐怖があって出口が見えない状態だけども、現状として真っ暗闇だけれども、別に何かに襲われてるわけでもなくて、体も動くし歩く状態もできる。今の状態にフォーカスしてできることをしていくということができる人は、真っ暗闇のトンネルでも足が動く。現状にフォーカスしてしまうというのは、現状からくる感情、恐怖だとかっていうのは、すでに過去になってしまってるので、本当の意味での今というのと外れてきちゃってて、そちらにフォーカスしてしまうと動けなくなってしまう。
回転寿司でイメージしてみると、回転寿司でおいしいお寿司が回ってきて楽しいなと思いながら食べているときに、自分が狙ってたお寿司があって、もう近くきた、もうちょっとでとれると思ったときに前の人にとられてしまって、すごくそれで怒りの感情に、怒りというか落胆の感情になってしまって、お寿司はどんどん回ってるのに落胆した、お寿司とったあとの次の寿司というのは、実は自分が2番目に本当は食べたかったお寿司だったんだけれども、落胆し過ぎてそのお寿司のことも目に入らなくて、そして2番目に食べたかった寿司も、いつの間にか先にいっちゃうっていうような状況で、今を生きるというのは、回転寿司が回っている中で目の前にでてくるお寿司に集中していくと。一個一個集中して、自分が食べたい寿司がきたら自然にとって食べるという行動をしていくというのが、今を生きるということかもしれません。
今を生きるのと現状を生きるというのが、同じだという人の大きな盲点は、人間の肉体にしても精神状態にしても命にしても、三次元で止まってるわけではないということ。今の現状で感じたものというのは、次の瞬間は全く違ってくるので、三次元で止まってるとそれに捉われちゃいますけれども、基本的に命というのは全部変化していきます。諸行無常といいますけれども、常に同じものはない状態でどんどん変化していきますので、イメージとしてはさっきの回転寿司みたいに流れがありますので、流れを感じて流れの中で今に集中していくというのが、今に生きるということなのかなと思います。
ですから、現状にフォーカスしてしまうというのは、現状の状況で感じた自分の感覚にこだわってしまうというか執着してしまうという状況になって行動ができない状況だと思うので、未来に繋がっていく行動というのは、もちろん昨日も言いましたけれども、自分自身がどういう状態になりたいかという未来を描いて、そして今の現状をどんなに怖くても、今現時点で何か襲われているわけではなくて、手足動くししっかり今できることをコツコツやっていこうと集中していくのが、今に生きるということなのかなというふうに僕自身は感じています。
実はそういうふうに、今に生きるということも、トンネルの出口という目標があってコツコツ歩いていくというのがありましたけれども、僕自身はある一点を越えると目標というのも、無理に立てる必要があまりなくなってくるんじゃないかなというふうに感じる部分がありますので、またそれに関しては明日またお話しさせていただきたいと思います。今日は以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、町田、海老名、厚木