相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の3月⑧日の日曜日です。午前中は、診療させて頂いた後、午後からは、お世話になっております。登山家の、小西弘美さんの結婚披露宴パーティーに参加させて頂きました。そちらの方で、印象に残ったお話がありましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。
それは、心の在り方が、人間の生死にも影響するという話でした。具体的には、72時間の壁という話から、引用されていたのですが。大災害があった時に、72時間を超えると、その救助ができる可能性が、極端に減るという統計があるようです。
ただ、一つの部屋の中に、72時間、普通に閉じ込められていて、人は死ぬのかという話を、小西さんはされていました。確かに、災害の時は、気温がすごく低かったり、足が挟まっていたり。怪我していたり、息苦しかったり。ストレスが非常に大きいので。
その中でも、72時間ですから。普通に部屋に閉じ込められている72時間とは、極端には違うとは思うのですが。8000メートル級の山々を、何度も登られていて。生死の境目を、ご経験された小西さんの話では、人間は72時間で、死ぬか生きるのか。それを区別するというか、その境目になるのは、やはり心の在り方だという話でした。
人間というのは、小西さんのご経験では、まず絶望に襲われて。心が死んでから、それに引っ張られるように、身体も亡くなっていくという話でした。大災害の時に、自分自身が絶望の淵に立たされて。もう助からないと思った瞬間に、自分は死ぬ方向に引っ張られてしまうのです。
その中でも、希望の光をもし見出すことができれば、サバイバルできる可能性は高いという話をされておりました。それだけ、生きるか死ぬかということに関しても、心の在り方というのは非常に重要な問題です。
ただ、そこですごく落とし穴があるのですが。心というのは、直接的にコントロールができないということが問題なので。今後、何かのタイミングで、心の在り方をどうコントロールしていくのかということを、お話しをさせて頂ければと思います。今日は、以上です。よろしくお願いします。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘