脳梗塞、心筋梗塞、癌、認知症という生活習慣病が、もし人間の一つの無意識のうちの行動パターンからくる病気だとしたら、その無意識の行動パターンを知ることによって改善して、生活習慣病を予防することができたら、素晴らしいと思いませんか。
はい、症状をきっかけに、身体との向き合い方を提案させて頂いて、心地の良い人生の毎日までガイドさせて頂いている、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成30年の3月24日の土曜日です。
今、その病院を賑わしているというか。医療費の膨大の原因を作っている多くが、生活習慣病と言われるものなんですけれども。それが、脳梗塞だったり、脳出血。脳卒中と言われるもの、あるいは心筋梗塞と言われるもの。また、癌もそれに入るんだと思うのですけれども。
後は、認知症を含めて、生活習慣病と言われるものの、先にある病気ということは、生活習慣を改善すれば、基本的には回避できる病気であるわけであって。ある生活パターン、生活習慣が、毎日、毎日、続けられているおかげで、何も考えずにその病気になっていて、どんどんどんどんとみんな辛い思いをして。病院に行く人の数は増えていって、医療費がどんどんどんどんと膨大していくという悪循環が、今は出来てきているのだと思うのですけれども。
その生活習慣病の、生活習慣を支える、人間の一つの行動パターンとは何かということを、絶えず考えていたのですけれども。色々な側面はあると思うのですが、もう一つ説明できるものとして、1958年に、イギリスの歴史学者、政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンという方らしいんですが。
その方が、著書の中で、パーキンソンの法則ということを、提唱されています。これは、色んな側面、側面に適応出来るのですけれども。一般化した、一般化して言葉で言ってみると、ある資源があった時に。一つの資源があった時に、それに対する、欲しいなという需要は、その資源の量。
その資源が入手可能な量まで、その需要量というのは膨大していくという。それにあったような形で、膨大していくという風な法則があるということを言われました。
例えば、冷蔵庫であれば、冷蔵庫を買った時に、結局、大きい冷蔵庫であれ小さい冷蔵庫であれ。満杯になるまで使ってしまったり、その会議では。2時間の会議であれば、なんとなくこう2時間で、一つの議題を2時間かけて、その時間を全部使ってしまうと。目標が達成ができれば、1時間で会議終わったなというような会社というのは、ちょっとまれだと思うのですけれども。無意識のうちに、会議に時間をいっぱいいっぱい使ってしまう。
レポートの提出を木曜日までと言うと、ぎりぎりなんとか木曜日までに提出するということだったり。そういう、その資源があったら、その資源をめいっぱい使ってしまうという、人間の習性がある。その習性に対して意識していけば、色々なものが改善していくのかなという風に感じるのですけれども。
お財布でも、お財布の中身にお金があったら、全部使ってしまうというか。何かやはり、あれも必要だな。これも必要だなといいって、お金を使う理由というのは、生きていれば意外に色々とあるので。なんとなくこう手元にお金があればそ、れを全部使ってしまうというような状況になってしまうという。そういう、人間の行動パターンを一つ、そのパーキンソンという方が提唱されています。
生活習慣病の話に戻りますけれども、生活習慣でも、 僕も含めて働き盛りの人間にとって。やはり朝から晩まで、自分の身体も目いっぱいに働いてしまうし。夜はお酒を飲んだり、美味しいものがあったらいっぱい食べてしまったり。
特に、そういう身体が持つ限り、自分のしたいこと。できることを、やって行こうという風に、毎日、毎日やって行くのですけれども。身体というのは、ちょっと悪くなっても、なかなか表面上はでてこないので。自分が、これぐらい行けるだろうという風にやっているのは、身体にとって微妙に負担になってきている毎日が、徐々に毎日続いていくと。結果として、何十年か後に、やはり病気という形になってしまうのだと思うのですけれども。
やはり体力が持つ限りは、身体が持つ限り、あの自分のやりたいことや出来ることを、しなければいけないことを、やってしまう傾向にあるというのは、人間の持つもともとの修正であり。どうしてもやらなければいけないからしょうがないだろうとはいえ、やはりそんなことを言っても、もし脚が今日、動かなかったら。そういうやらなければいけないことというのは、出来ないわけですから。
体が動いてくれてるから、出来ていることであって。そして、さらに目いっぱい行動すれば。また、行動した分だけ、何か問題が発生して。また何か、仕事をしなければいけないという風な、どんどんと今の状況で、めいっぱいやらなきゃいけないようなことを、ギリギリまで、毎日、毎日繰り返しされているとう状況を、積み重ねていく過程の先には、病気などでが身体が潰れていくということがありますし。
それ以前にも、徐々に、その身体のパフォーマンスが、徐々に落ちていって。本当にやりたいことはいっぱいあるのに、なかなかパフォーマンスが上がって行かないという現実があります。いつも言っているのですけれども、やはり自分のやりたいことが、優先順位の一番にあって、そこに身体をついていかすのではなくて。
身体があって、やるべきことを、やらなければいけないこと。その身体の状態でできることという、優先順位が2番目という風に持っていくと、逆に身体のパフォーマンスは。実は上がってくるのですが。なかなか考えてもわからないので、朝一に一回。そして、夕方に一回の習慣付けというのを、当院では提供させて頂いていますけれども。
今日の、そのパーキンソンの法則から話をすると、できる状況であれば、目一杯で使ってしまうといういう状況であれば、また別の提案で考えていけば。ご家族の中で、例えば月に一回、この日は、お母さんの日とか。この日は、お父さんの日とか。月に一回でも、その半日でも、完全にそのお母さんが働かない日とか。お母さんがもういないもんだと思って、家族が過ごす日だとか。
その日は、お父さんがもう、家庭内で全然働かないという日。完全に休める日というのは、家族とかで協力して、作っていけるのではないかなと思います。そして、人間のその資源があれば、その重要をその分だけ膨大してしまうという、人間の行動パターンから脱却していくためには、その資源自体を少ないものだと思って、人間に、または自分自身に覚えこませて、日々の生活をする。
例えば、その月に、その31日。朝と昼があるのだとしたら。午前と午後があるのだとしたら。その中で、午前と午後は、半日だけは、自分自身にはないものだと思って。仕事とかをする必要がない時間があるものだと思って。その時間を考えていくと、完全に休養が出来る時間が取れるのではないかなと思います。
一人で出来なければ、ご家族で協力して、お父さんの日やお母さんの日というのを作って、やっていくということが、逆にみんなの笑顔を多く生むし。身体の状態を良くしますし。
どんなに忙しい日でも、そういった取り決めを作る。むしろその時間は、月にそんなに時間は無いので、あのそんだけ時間はないので。その日はもうないんだという、目に見えないようにしていくということが、パーキンソンの法則から脱却する、大きい手段だと思います。
お財布の中にお金があれば、全部使ってしまうように、お財布の中にお金を少ししか入れておかないというのが、貯蓄の中で重要な様に、その人間を体力に関しても、ちょっと完全に一か月を全部、働けるという風なことを思わずに。ちょっとその体力を使わない日というのを、使えない日というのを強制的に作っていくというのは、生活習慣病から脱却する上で、すごく重要な提案ではないかなと思いましたので。今日は、シェアをさせて頂きました。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
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