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脳が実際の能力を発揮できない理由

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成28年12月10日の土曜日です。
脳卒中になったばかりのときっていうのは、単純に脳出血なり脳梗塞でダメージを受けたしまった脳の機能が低下するという、それ以上に症状として強くでちゃうことがあります。
それは、脳梗塞なり脳出血でダメージを受けた、脳細胞の周辺の脳の機能も影響を受けていて、能力も一時的に落ちているので、実際のダメージよりも最初強く症状として出ちゃって、意識障害が強かったり、あるいは手、足の麻痺の程度が、実際の脳梗塞の範囲よりも広かったりするということがあるんですが、落ち着いてくるとそれは改善されていきます。
それはどういうことかなっていうのがあるんですが、発症したばかりのときというのは、実際に脳の周辺のところも血流が少なかったり、圧迫されていたり圧力を受けていたりするので、その影響で機能が落ちるんだと思うんですけれども、少し急性期を過ぎてからも、ダメージを受けた部分以上に機能が一時的に落ちてるところがあるんですが、それはダメージを受けた周辺の脳が、過剰に過敏になってノイズというか、細胞活動が強く出ちゃってることで、実際の能力を発揮できないという部分があります。
そういったノイズ、過敏な細胞の過緊張をじょじょに解いていくと元の能力が戻って来るし、脳の機能の回路が再編成されて新しい能力を作っていくというのが、リハビリでも可能かとは思うんですが、そのリハビリが遅れてくると脳の能力はあるんだけれども、ノイズがあって脳から指令がでない状態が続くと、例えばその影響で手が動かなければ、ずっと手が動かない状態が続くことで、関節が拘縮といって硬くなってきたり、実際動きにくくなってくる。手の機能として動きにくくなってくる。
そうすると、脳の機能が戻ったとしても、手が動かない状況になってるので、脳はもうこの手は動かないのかと判断して、その回路がだんだん使われなくなって退縮してくるという悪循環になってしまうので、リハビリとしては早めからそういう手を動かしたり、拘縮を予防したりしていくということが必要であると同時に、僕自身は脳のノイズというのをある程度落としていくということが、脳卒中の急性期においては、重要だと認識しています。
脳の細胞の過緊張の必要じゃないところが活動してしまって、ノイズとしてでてきてしまっている現象というのは、脳卒中の方だけではなくて、通常の一般で生きてる方にも多いと思うのですが、それに関してまた明日お伝えさせていただきます。今日は以上です。

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